カルチャー

カルチャーとの向き合い方を教えてくれる3冊。

6月はこんな本を読もうかな。

2026年6月1日

text: Keisuke Kagiwada

『ネトフリ好きのためのアメリカ文化講座』
波戸岡景太(著)

「多文化社会における「インクルージョン(包摂)」の達成ーあるいはその挫折を主題としてきた」というネットフリックのコンテンツは「アメリカ文化の教科書」だ。教育、宗教、労働、薬物、思想、刑罰、福祉、戦争などのテーマごとにさまざまな作品を読み解いたこの一冊は、現代アメリカのポップカルチャーを考える上でのヒントも盛りだくさん。¥2,750/立東舎

『《フリー・ジャズ》研究 ジャズ史を変えた37分間』
大谷能生(著)

 オーネット・コールマンら、8人のジャズメンが『Free Jazz』を録音したのは、1960年12月21日のこと。その「ジャズ史を変えた37分間」を全編採譜と解析によって具体的に深掘りする本書は、安易な「解説」「考察」にはないスリリングな知的刺激がみなぎっている。¥2,420/柏書房

『The Stylist』
大久保篤志(著)

 初期の『ポパイ』ともゆかりのあるリビングレジェンドなスタイリスト、大久保篤志。こちらは、45年のキャリアを誇るそんな彼の半生と仕事論がぎゅぎゅっと凝縮された自伝だ。かつて手掛けていたブランド〈The StylistJapan〉をめぐるエピソードには、「そうだったのか……」と衝撃を受けた。¥2,420/小学館