香水の匂いや音楽から記憶がふと蘇ることがあるけど、初夏の空気もまた、かつて有ったか無かったかわからない恋の記憶を呼び起こしてくるような気がする。蒸し暑さが気になってきたら、素敵なラブ・ロマンス映画にどっぷりと浸かる合図だ。
そんな恋に恋するシティボーイ&ガールにこそチェックしてほしいのが、日本の近現代におけるロマンチック・コメディ映画が綴った恋の軌跡を辿ったこの展示。トーキーの採用など、映画界が技術的革新を遂げていく中、取り上げる恋愛模様もさまざまな広がりを見せたようだ。例えば、新婚夫婦が抱える日常の葛藤と喜び、都市文化のなかで花開くモダンガールの恋模様、戦中の抑圧から解き放たれた若者の自由恋愛、さらに型破りなヒロインを軸に展開する恋の顛末……。時代に翻弄され、恋心に狂わされた、当時の若者のドラマチックな感情の一つひとつが華やかなビジュアルやテキストとともに紐解かれていく。これは、今年の自由研究のビッグなテーマになりそうだ。
インフォメーション
千変万化する恋 日本のロマンチック・コメディ映画の輝き
会場:早稲田大学演劇博物館2階 企画展示室Ⅰ・Ⅱ・特設ギャラリー(東京都新宿区西早稲田1-6-1)
会期:2026年5月15日(金)~8月2日(日)
時間:10:00〜17:00(火、金は19:00まで)
休み:7月1日(水)、15日(水)
料金:無料
Official Website
https://enpaku.w.waseda.jp/ex/21407/
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