人類学者・川田順造(1934–2024)は、口頭伝承が豊かに息づく社会を調査する一方で、人々の暮らしの道具や手仕事からうかがえる世界観にも目を向けた。とりわけアフリカでの調査では、現地で出会い妻となった陶芸家・小川待子とともにサバンナで暮らし、草編みや土器づくりなど、生活に根ざしたさまざまな手仕事の技術を記録・調査する日々を過ごした。「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙」は、そんな二人がアフリカでの調査と生活を通して集めた手仕事のコレクションを総覧できる展覧会だ。ひょうたんを生かした器や儀礼用の楽器、草編みのかご、染織、土器、木彫、絵画など約350件を展示。あわせて、川田が現地で撮影した写真やエッセイ『サバンナの博物誌』から抜粋した言葉も紹介され、サバンナに息づく手仕事の世界を多角的に味わえる構成となっている。さらに、小川待子が空間ディレクションを手がけたエリアでは、二人と交流を深めたアフリカの作家による作品や、小川の近作2点も展示。二人がアフリカで出会い、深く魅了された手仕事の世界に触れてみたい。
インフォメーション
「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙―人類学者・川田順造と陶芸作家・小川待子のコレクション」
会期:2026年7月11日(土)〜9月6日(日)
場所:世田谷美術館
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日
料金:一般¥1,400、65歳以上¥1,200、大高生¥800、中小生¥500、未就学児は無料
Official Website
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
21:30〜NHK総合『100カメ』を見る。
メモ:100台の固定カメラで、人々を観察するドキュメンタリー番組。真夜中に人知れず行われる線路整備や架線工事、大混雑の東京駅で息つく間もなく起きる事件やトラブル。世界に誇る高速鉄道「東海道新幹線」を支...
坂口恭平さんの個展「ぼうけん」をチェック。
本誌POPEYEにて「SING IN ME」を連載中の坂口恭平さん。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行ない、’23年には『熊本市現代美術館』で個展「坂口恭平日記」を開催し、今年にはその生活...
『ナイトシフト』を観る。
ミュージックボックスにコインが投入され、あたりに音楽が響き渡ると、顔を真っ白に塗った1人の若い女性が、ロンドンのホテルで受付係としての夜勤を開始する。1981年に撮られた本作は、まるでホーンテッドマ...
『左利きの少女』をチェックする。
一組の家族が台北に引っ越してくる。やつれきった表情の母は夜市で飲食店を開業し、勝気な長女は檳榔屋で働き、5歳の次女は幼稚園に入園する。しかし、新生活は順風満帆とはいかない。家父長制が根強い台湾の古い...
『ドラマなふたり』を観る。
カフェでエマにひと目惚れしたチャーリーは、おっかなびっくりナンパを決行するが、彼女はノーリアクション。お呼びでないのかと思いきや、実は彼女、片耳が難聴で聞こえなかっただけだった。エマの提案でナンパを...