夏休み目前にして、世界旅行気分を盛り上げてくれる作品が目白押し。スペイン・バルセロナ郊外のバルボナ地区を舞台にした『よき谷の物語』や、故郷である中国・四川省成都の言葉を辿った『春樹』などの映画も気になるけど、外の散歩もままならないこの時期は、自分のペースでじっくり鑑賞できる写真展で外国の情緒を感じてみるのはいかが。
第二次世界大戦後から1990年にわたるまで東西に分断されていたドイツを舞台にした本展。当時の人々の様子は、ベルント・ベッヒャーや、その教え子のアンドレアス・グルスキー、トーマス・ルフなど、特に西側ドイツの写真家の作品から知ることができたが、実は東ドイツにも優れた写真家が多く存在していた。本展で紹介されるそんな東ドイツで活躍していた15名の女性写真家の作品は、それぞれ異なるキャラクターを持ちながら、かつて存在した“境界の反対側”の暮らしぶり、愛おしい生活の瞬間を繊細かつ鋭く切り取る。そのまなざしには、いつまでも観ていられる心地よさがある。
インフォメーション
もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち
会場:神奈川県立近代美術館 葉山(神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1)
会期:2026年6月13日(土)〜8月30日(日)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休み:月曜(7月20日を除く)
料金:一般1,200 (1,100)円、20歳未満・学生1,050(950)円、65歳以上600円、高校生100円
Official Website
https://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2026-unprecedented-women-photographers-from-the-gdr/
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