スペインのバルセロナ郊外にあるバルボナ地区。都会のほど近くにありながら、風光明媚なその“よき谷”で、実際に暮らす人々を捉えたドキュメンタリーだ。一見すると牧歌的な佇まいの彼ら彼女らだが、その口から語られる話は、移民、世代、人種、ジェントリフィケーションをめぐる、様々な対立も浮き彫りにするだろう。その意味で、社会の縮図のような場所ではあるが、単に問題提起的な社会派ドキュメンタリーと思ったら大間違い。「ここで映画を撮るなら西部劇がいい」とつぶやき、映画にまつわる本質的なアイデアすら提案する老人、そして彼のために用意されたまさに西部劇的なシーンは、本作があくまでシネマであることを高らかに証明している。7月3日より全国順次公開。
21:30〜NHK総合『100カメ』を見る。
メモ:100台の固定カメラで、人々を観察するドキュメンタリー番組。真夜中に人知れず行われる線路整備や架線工事、大混雑の東京駅で息つく間もなく起きる事件やトラブル。世界に誇る高速鉄道「東海道新幹線」を支...
坂口恭平さんの個展「ぼうけん」をチェック。
本誌POPEYEにて「SING IN ME」を連載中の坂口恭平さん。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行ない、’23年には『熊本市現代美術館』で個展「坂口恭平日記」を開催し、今年にはその生活...
『ナイトシフト』を観る。
ミュージックボックスにコインが投入され、あたりに音楽が響き渡ると、顔を真っ白に塗った1人の若い女性が、ロンドンのホテルで受付係としての夜勤を開始する。1981年に撮られた本作は、まるでホーンテッドマ...
『左利きの少女』をチェックする。
一組の家族が台北に引っ越してくる。やつれきった表情の母は夜市で飲食店を開業し、勝気な長女は檳榔屋で働き、5歳の次女は幼稚園に入園する。しかし、新生活は順風満帆とはいかない。家父長制が根強い台湾の古い...
『ドラマなふたり』を観る。
カフェでエマにひと目惚れしたチャーリーは、おっかなびっくりナンパを決行するが、彼女はノーリアクション。お呼びでないのかと思いきや、実は彼女、片耳が難聴で聞こえなかっただけだった。エマの提案でナンパを...