ライフスタイル

自分の定番の香りを見つけよう。

G・GOOD SCENT/グルーミングのABC。

2026年7月24日

photo: Hirokazu Kobayashi
text: Ku Ishikawa
2025年6月 936号初出

大人たるもの、人を不快にさせない身だしなみは最低限のマナー。自らを丁寧にメンテナンスできる人は、他人にも優しいに違いない。

GOOD SCENT.

「あ、この香り、あの人だな」っていうの、いいなと思う。さりげなくいい香りがする人はたいてい格好いいし、格好いい人は自分の香りをちゃんと持っている。選び方にもそれぞれのクセがあるみたいで、「店員さんが、すごくロマンチックな話をしてくれたから」とか、「服はアメカジだけど、香りはクラシックなヨーロッパ」とか。そんなふうに、個人的な理由で気に入った香りを、まずは自分の定番として使い続けてみる。すると、香りに“人柄”みたいなものが出てくるのだ。じゃあ何を選ぶか? 香水好きの6人の選択を、ひとまず参考にしてみよう。

1. SANTA MARIA NOVELLA
selector: 島田裕生 『BARBER BOYS』理容師

同ブランドのラインナップのなかでも一際アンバーな色味で目を引く「パチューリ」。東南アジア原産の植物の名である。見た目どおり、東洋的でウッディな香り。100㎖¥22,000(サンタ・マリア・ノヴェッラ/サンタ・マリア・ノヴェッラ・ジャパン☎03·6384·5188)

2. FREDERIC MALLE
selector: 吉田周平 スタイリスト

2000年にフランスで創業した〈フレデリック マル〉は「香りの出版社」というコンセプトのもと、世界的な調香師たちと共作。「オー ドゥ マグノリア」はシトラスノートを中心とする爽やかな香り。100㎖¥42,460(フレデリック マル/ブルーベル・ジャパン☎0120·005·130)

3. FRAMA
selector: 築地雅人 『doinel』ディレクター

コペンハーゲンを拠点とするライフスタイルブランド〈FRAMA〉の、日本の金木犀の香りからインスパイアされた「Komorebi」。金木犀の他にも柚子が使われていて、柑橘系の香りのなかに軽やかな金木犀が漂う。50㎖¥19,800(FRAMA/ビオトープ☎03·6447·0581)

4. PERFUMER H
selector: 児島晋輔 〈KAPTAIN SUNSHINE〉デザイナー

フランスの名門香料会社「ロベルテ」出身の調香師、リン・ハリスが立ち上げた〈Perfumer H〉。「レザー」は名前から想起する重厚感は一切なく、トップノートのベルガモットやラベンダーなど清潔感のある香り。50㎖¥29,700(PERFUMER H/Perfumer H Japan☎03·6692·0253)

5. FUEGUIA 1833
selector: 佐藤佑樹 〈Cale〉デザイナー

アルゼンチン発の香水ブランド〈FUEGUIA 1833〉。背景が面白く、「チェンバー」は建築家ルイス・カーンのキンベル美術館から着想を得ている。マテの葉やバルバ・デ・ビエホなど、南米の植物を使うのも特徴だ。100㎖¥60,500(FUEGUIA 1833☎03·3402·1833)

6. COMME DES GARÇONS PARFUMS
selector: 小林和人 『Roundabout』『OUTBOUND』店主

宗教的な史跡やお寺がある世界の都市をイメージしたシリーズのうちの一つであり、静謐な雰囲気にぴったりなお香の香りが「SERIES 3 INCENSE KYOTO」。50㎖¥18,700(COMME des GARÇONS PARFUMS/COMME des GARÇONS☎03·3486·7611)

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