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レノン・ギャラガーのGOLF DAYS。

Onitsuka Tiger

photo: Naohiro Ogawa
edit: Koji Toyoda

2026年8月20日

 カコン。カロン、コロン。どこまでも続く美しい芝生に響く小気味いい音。時折、地中海からは気持ちの良い風が吹き付け、遠くにはカンラン岩の赤い山肌が美しいシエラ・ベルメハが聳え立つ。ただゴルフをするには、あまりにも贅沢な景色が広がるここは、スペイン・マラガ。世界中のゴルファーたちが一度は滞在を夢見る5スターのゴルフリゾート&ホテル「フィンカ・コルテシン」。そして、そんな最高の楽園で初めてのゴルフに興じているのが、英国出身のモデル兼アーティスト、レノン・ギャラガーだ。

 しかし、レノン・ギャラガーとは誰か? 普段イギリスのポップカルチャーに触れる機会が少ない僕らにとって、すぐにはピンとこないのも無理はない。でも、ギャラガーというアイコニックな苗字と、凛々しい眉毛を携えたハンサムな顔立ちを見れば、答えはおのずと見えてくる。そう、彼はイギリスの国民的ロックバンド、オアシスのリードボーカル、リアム・ギャラガーの息子なのだ。ファッションアイコンでもある父と、母である女優のパッツィ・ケンジットのDNAを受け継ぎ、本場ヨーロッパのファッション業界でモデルとして活動をスタート。10代の頃にイギリスでランウェイデビューを飾ると、名だたるハイブランドの広告ビジュアルに次々と登場。昨年には、とあるビッグメゾンのキャンペーンで家族との共演も果たした。その一方で、やはり偉大な遺伝子は騒ぐのか、 音楽活動にも情熱を注ぎ、2020年にはバンド「オートモーション」を結成。オアシスとはまた違う実験的なアバンギャルドなサウンドを掻き鳴らす、ロンドンきってのシティボーイだ。

 そんなパンクなマインドを持つ彼が、またどうしてゴルフを? そのきっかけとなったのが、ヨーロッパから火がついたライフスタイルブランド、〈オニツカタイガー〉。映画『キル・ビル』でユマ・サーマンが履いていたイエローの「TAI-CHI」を見て以来、オニツカラバーとなったレノンはこの日、ブランド初のゴルフシューズとなる「MEXICO 66 GOLF」の発売を祝して開催された、特別なゴルフコンペに参加していたのだ。

 会場は前述したとおり、スペイン南部、マラガ地方の海岸地帯に、突如オアシスのように現れる名門リゾートホテル「フィンカ・コルテシン」。晴れの日の多さからコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)の異名をとる海岸線を見下ろす高台に立ち、アンダルシア地方伝統の赤い瓦屋根と白い壁のコントラストが美しい。開業して18年ながら、古くからの名家や上流階級、いわゆる“オールドマネー”の来訪が多いというのも頷ける、品格たっぷりのリゾートだ。併設するゴルフ場はヨーロッパ有数のチャンピオンシップコースとして知られ、女子の欧米対抗戦「ソルハイムカップ」や「ボルボ・ワールド・マッチプレー選手権」の舞台ともなっている。太陽を浴び、海風を感じながらコースを歩き、朝のプレーが終わればビーチでシエスタを楽しみ、日が暮れれば豊かな海産物とワインに舌鼓を打つ。紳士のスポーツであるゴルフと、人生の喜びを謳歌するヨーロッパのバケーション文化の交差する、まさに絶好の場所というわけだ。

 ところで、日本生まれの〈オニツカタイガー〉が主催するゴルフコンペの会場が、どうしてまたスペインのリゾート地なのだろうかと、少し不思議に思うかもしれない。その疑問は、ロンドンやパリ、ベルリン、ミラノ、上海などの目抜き通りに立つショップの賑わいを見ればきっと解けるはず。日本ならではのクラフトマンシップ、シンプルで上質なデザイン、アパレルからフレグランスまで展開するライフスタイルブランドとしての独自性は、国内よりもむしろ海外で評価され、いまやヨーロッパのシティボーイたちからも絶大な支持を得ているのだ。

 さて、グリーン&アイボリーのデザインに統一され、タイガーモチーフや「CLUB 66」のロゴがあしらわれた特製のアメニティに彩られたマラガの会場では、レノンをはじめ、各国から呼ばれたオニツカと縁の深いセレブリティが、ゴルフのレクチャーを受けながら、オニツカ特製のフラッグが立ったコースを楽しんだ。レノン曰く「これが僕の初めてのゴルフ体験なんだ」、というわりにはのみ込みが早く、ナイスショットを連発! ファッションや音楽センスだけに限らず、運動神経もいいのね。羨ましい! 

 そんなレノンの足元を終始、サポートするのは、もちろん「MEXICO 66 GOLF」。そのオールドスクールなデザインで世界中で人気を博す「MEXICO 66 SD」をベースに、ゴルフスイング時の安定性を保つためにグリップ力を強化したアウターソールと、昔ながらのゴルフシューズの伝統に則ったタンカバーを装着したオニツカ初のゴルフ用シューズ。とはいえ、写真に写るレノンの姿を見ればわかるように、スラックスやショーツ、ジャージ、ダブルブレストのスーツに合わせても様になっているから、正直、服を選ばないことは確か。僕らにとって初めての“オニツカ”として、この靴をチョイスするのもいいかもしれないね。そうそう、ちなみにレノンは大のデニムマニアで、岡山で作られたデニムパンツがお気に入りなんだとか。今後、どこかのメディアで、日本製のデニムにオニツカを合わせた彼の姿がパパラッチされるかもしれないね。

インフォメーション

MEXICO 66 GOLF

ブランドを代表するスニーカー「MEXICO 66 SD」をベースに、砂の侵入を防ぐシュータンの折り返しや、芝生でのグリップ性を高めたアウターソール、水滴から足を守る防水構造など、随所に競技用の仕様を取り入れたゴルフシューズ。アッパーはオールレザーで、柔らかな履き心地はスイング時の体の動きをサポートするだけでなく、オフロードでの歩きやすさも抜群だ。もちろん、その充実した機能性による恩恵は、グリーンの上だけでなく、タウンユースでもしっかり受けられる。オニツカらしい端正なフォルムはどんな服にも合わせやすく、ブランドカラーであるイエローから、シンプルなオールホワイト、エッジの効いたシルバーまで、豊富なカラバリが揃うのも嬉しい。¥33,000(オニツカタイガー/オニツカタイガージャパン www.onitsukatiger.com)

Official Website
www.onitsukatiger.com