ブラジル北東部の貧しい街から大都会サンパウロへとやってきた主人公マカベーアは、仕事はできないし、スタイルも頭も良くないし、恋も初めてで、お金もない。ただそんな現実を「わたしはタイピストで、処女で、コーラとホットドッグが好き」とピュアに楽観的に捉えている。「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」と呼ばれたクラリッセ・リスペクトルの小説を、ブラジル映画における女性監督の先駆者であるスザーナ・アマラウが手がけた本作は、青春を生きる彼女の瑞々しさはそのままに淡々と描く。主人公は決して特別な存在ではなく、不慣れな社会や生活の荒波の揉まれながらも懸命に生きるおぼこい1人の女性。9人の子どもを育てたのちニューヨーク大学で映画作りを学ぶという異色の経歴を持つアマラウが、その姿に自身を重ねたことが製作のきっかけだったとか。渦巻く社会の中で見過ごされてきた彼女は、40年前の作品とは思えないほど近しい存在に感じられるのだ。新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下などで公開中。
谷口雅彦写真展『稚児と大仏』に行く。
最近、かつての小学生たちを集めた1999年の写真集を見て、いろいろと思うことがあった。当時撮られた写真も、時を経て見返すと、また違った景色を見せてくれる。そんなタイミングで、とある写真展の開催が目に...
「The Moving Library Carrying Today into Tomorrow. この日を、未来へと運ぶ」に行く。
動画も倍速に見る時代。色んな情報やニュースも日々どんどん更新される、スピーディーなこのご時世。忙しないからこそ、情報も、噂話も、身近な電子機器も、色んなものの “賞味期限”が短いのも現代...
岡美里×岡本仁×クマタイチ「風景は、どこからやってくるのか。──演劇を見るように町を眺めてみたら」に行く。
タウントークにも登場してくれた美術作家・岡美里さんの新刊『デザイン採集譚ー「見立て」で読み解く、町の風景。』が10月14日に発売。建築や看板、店先、道具、植物、路上の小さな出来事まで、172種のデザ...
『THE NEW JAPAN 』最新号発売&展示が気になる。
『POPEYE』でもお馴染みのW. David Marxさんが編集長を務めるバイリンガル・マガジン『THE NEW JAPAN』の最新号「03 MIYAZAKI」が発売! 日本各地の文化や風土、人々...
「Tyondai Braxton Japan Tour 2026」に行く。
NYのエクスペリメンタル・ロックバンド、バトルスの結成メンバーであり、作曲家、プロデューサー、教授。多岐にわたる活動と、米オルタナ・シーンでの多彩な活躍で知られるタイヨンダイ・ブラクストン。とびきり...