ブラジル北東部の貧しい街から大都会サンパウロへとやってきた主人公マカベーアは、仕事はできないし、スタイルも頭も良くないし、恋も初めてで、お金もない。ただそんな現実を「わたしはタイピストで、処女で、コーラとホットドッグが好き」とピュアに楽観的に捉えている。「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」と呼ばれたクラリッセ・リスペクトルの小説を、ブラジル映画における女性監督の先駆者であるスザーナ・アマラウが手がけた本作は、青春を生きる彼女の瑞々しさはそのままに淡々と描く。主人公は決して特別な存在ではなく、不慣れな社会や生活の荒波の揉まれながらも懸命に生きるおぼこい1人の女性。9人の子どもを育てたのちニューヨーク大学で映画作りを学ぶという異色の経歴を持つアマラウが、その姿に自身を重ねたことが製作のきっかけだったとか。渦巻く社会の中で見過ごされてきた彼女は、40年前の作品とは思えないほど近しい存在に感じられるのだ。新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下などで公開中。
「湘南海街珈琲祭 2026」が気になる。
まるでシアトルやメルボルンのように、スペシャルティコーヒーのカルチャーが街に根差し始めている湘南。穏やかな空気が流れ、人と人との距離が心地よい海街を選ぶロースターが増えていて、まさに日本でも有数のコ...
野外リスニングイベント「EACH STORY」に行く。
標高1,300m、長野県・野辺山高原に広がる「五光牧場オートキャンプ場」。広大な芝生と美しい木々に囲まれたロケーションで、毎秋2日間に渡り開かれるのが、リスニング野外イベント「EACH STORY ...
佐々木亮平さんの個展「Now Then」が気になる。
福岡を拠点に活動する佐々木亮平さんは、普段僕たちが見過ごしてしまいそうなささやかな自然物を描く気鋭のアーティストだ。その柔和でどこか儚い油絵は見る者の視線をじわりと惹きつける。 本展「Now Th...
「YES GOOD MARKET 2026」が気になる。
「非日常のショッピングを楽しめる空間」をコンセプトに、ファッションや音楽、フードなどのカルチャーを「マーケット」という形で発信するイベント『YES GOOD MARKET』。第11回となる今回は、10...
「もぐもぐたべる展」が気になる。
人が食べている姿は、なぜか無性に目を引くものだが、この展示のテーマはただ「食べる」ではなく「もぐもぐたべる」。 これまでも、身近なテーマについてさまざまな展示を開催してきた『PARK GALLER...