AIの台頭、書店の消滅、不況うんぬん、昨今、書籍にまつわる話題にはちょっぴり暗いものが多い。そんな折、ぜひとも手にしたい一冊が “復刊”されるという明るいニュースが到来! 写真家・佐内正史さんによる1997年のデビュー写真集『生きている』だ。2003年に写真集『MAP』で「第28回木村伊兵衛写真賞」を受賞したほか、雑誌、広告、自主レーベル写真集など幅広い分野で活躍し、後続の写真家やクリエイターたちに大きな影響を与えてきた佐内さん。展覧会「佐内さん」の開催や『Sha Shin Magazine vol.9』での新作も話題だった今年、2007年の重版を最後に入手困難だった一冊が蘇る。ブックデザインを手がけた造本家の町口覚さん監修の元、オリジナルの代わりとして使用可能な用紙を発見し、刊行不可の原因だった用紙問題を解決。当時の印刷法を再現するほか、表紙のイメージをアップデートし、新しさのある仕上がりに。30周年を迎える出版社「青幻舎」を記念したスペシャルプロジェクトとして、多くの復刊を望む声に応えたかたちだ。’97年に刊行されたエポックメイクな一冊が、2026年の今、新たに写真史に残る1ページを刻む。発売は10月上旬からで、すでに予約可能。これはなんとしても入手すべし。
復刊にあわせ、福岡の書店『本屋青旗』では刊行記念展&佐内正史さんと町口覚さんによるトークイベントを開催。写真集の世界に囲まれながら、30年前に書籍を生み出した当事者同士が語り合う貴重な時間となる。都内でも、『青山ブックセンター本店』にて佐内正史さんと町口覚さんによるトークイベントが開催されるので、これらのチャンスをお見逃しなきよう!
インフォメーション
佐内正史『復刊 生きている』
佐内正史さんの1997年のデビュー作にして、写真史に残る不朽の名作。決定的瞬間ではない、私写真でもない写真群は、その後の日本の写真のありかたに大きく影響を与えるほどのエポックな出来事として記憶されている。写真集の本文に使っていた用紙が生産中止となったことが原因で重版ができなくなっていた一冊が、この度復刊。オリジナル版の表紙写真を使用したミニポスター付き(書籍同サイズ/書籍とともに透明袋に同封)で販売する。
定価:5,280円(本体4,800円)
著者:佐内正史
アートディレクション: 町口覚
Official Website
https://www.seigensha.com/books/978-4-86831-064-8/
刊行記念展/トークイベント
本屋青旗
会場:本屋青旗(福岡市中央区薬院3-7-15 2F)
会期:2026年9月26日(土)〜10月12日(月・祝)
時間:11:00〜19:00
定休日:水曜日(9月25日(金)は搬入のため臨時休業)
トークイベント
会場:本屋青旗
登壇者:佐内正史、町口覚
日時:2026年9月26日(土)
時間:18:00〜20:00(開場 17:40)
料金:2,500円(税込)
定員:25名(予約制・先着順)
予約 https://aohatabooks.com/products/260926talkevent_ikiteiru
青山ブックセンター本店
トークイベント
会場:青山ブックセンター本店 大教室
登壇者:佐内正史、町口覚
日程:2026年10月11日(日)
時間:18:00〜19:30
開場:17:45〜
料金:1,650円(税込)
定員:100名(事前申込)
佐内正史『復刊 生きている』 刊行 & 記念展/トークイベントをチェック。
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