ファッション

あの子へのプレゼントどうしよう? Vol.4

デートを大事にする人は、プチギフトについて考えてみよう。

2023年12月24日

ガールフレンド ’24


photo: Mai Kise
styling: Kazuro Sanbon
hair & make: Momiji Saito
edit: Ryoko Iino
2024年1月 921号初出

 冬の計画は人それぞれ。なかにはちょっといいレストランで食事したり、旅行に出かけたり、プレゼント交換よりも体験に重きを置くカップルもいるだろう。そして、そこでささやかな贈り物を渡すことができたら、そのデートがよりスイートな時間になるはず。ということで、編集部のみんなでプチギフトのアイデアを出し合ってみた。

 香りが好きなあの子には、間違いのないクラシックスを。〈サンタ・マリア・ノヴェッラ〉のタブレットはオーナメントみたいで見た目もキュートだし、銀閣寺のお香なんていう正統にして意外なものはお正月のサプライズに。季節感でいえば、クリスマスツリーでお馴染みのモミをブレンドしたハーブティーも気が利いてる。アートや映画が好きな彼女には、映画に登場する絵本の作者の新作を、普段気持ちを素直に伝えられない人はストレートなメッセージTシャツ……編集部の女子からは「ぬいぐるみか、クレイのパックが欲しい!」なんていう意見もあった。彼女が喜ぶものを選ぶのが前提だが、小さな贈り物には大いなる遊び心を。

( 1 )
Santa Maria Novella
wax tablets
4,400yen

〈サンタ・マリア・ノヴェッラ〉のタブレット
香りを閉じ込めたハードワックスにオレンジとラベンダーを流し込んだワックスタブレットは、イタリアのホームフレグランス。クローゼットに吊るしたり、引き出しに忍ばせたりして使うもので、彼女の日常の何でもない時間を楽しくしてくれる。シトラスが爽やかなアックア・デッラ・レジーナは、1533年にカトリーヌ・ド・メディシスがフランスのヴァロワ家に嫁ぐ際に作られた香水からインスパイアされたクラシックな香り。2枚入り。(サンタ・マリア・ノヴェッラ/サンタ・マリア・ノヴェッラ銀座☎03·3572·2694) 

( 2 )
Herbstand
herb tea
1,836yen

ハーブティー
富士吉田を拠点とする「HERBSTAND」は、目黒の『kabi』などのガストロノミーレストランからも信頼されるハーブ農園。そのオリジナルのハーブティー「森然」は、富士北麓に自生する黒文字、モミをメインにエルダーベリーやキンモクセイをブレンドしたフルーティな味わい。『花小屋レミルト』のオンラインショップで購入できる。(HERBSTAND)、ボーダーTシャツ¥22,000(アンユーズド/alpha PR☎03·5413·3546)

( 3 )
Claire A. Nivola
picture book
32 US dollar

ピクチャーブック
マイク・ミルズの映画『カモン カモン』の劇中で、ホアキン・フェニックス演じるジョニーが甥っ子に読み聞かせていたのが『スター・チャイルド』。その作者であるクレア・A・ニヴォラの新作の絵本『The House in the Country』は、クレア自身の少女時代をモデルにしたアートを愛する女の子の物語。(A24

( 4 )
Ginkakuji
incense
1,100yen

銀閣寺のお香
彼女へのギフトに“銀閣寺”って意外かもしれないが、あの慎ましく美しいお寺の佇まいをそのまま表現したような白檀のお香「東山」は、フレグランスに一家言ある彼女も納得の芳香。京都の老舗『松栄堂』が製造を手掛けているのも信頼できる。お寺の売店のみで販売しているから、遠征を。(銀閣寺☎075·771·5745)

( 5 )
Palace Skateboards
lover t-shirt
7,700yen

パレス スケートボード Tシャツ
シャイな僕たちの気持ちをポップに代弁してくれる〈パレス スケートボード〉の一着は、もはやガールフレンドに贈るためにあるんじゃないか? だって、ダボッとしたシルエットもパープルにオレンジのカラーリングまで完璧で、圧倒的に女の子が着たほうが可愛い。毎年メッセージ違いで新作を出してくれたらいいのに、なんて思っちゃうけど、自分の言葉で気持ちを伝える努力も忘れずに。(パレス スケートボード/パレス スケートボード 東京☎03·6427·2587) 

( 6 )
Plushie Love
stuffed toys
Small / 8,800yen each、Big / 9,900yen each

ぬいぐるみ
ぬいぐるみといっても色々あるけれど、ポップアート作品の感覚で飾れるものがクールだと思う。今間違いなくヒップなのは、お馴染みの『TOXGO』で見つけたこの子たち。アメリカの〈Plushie Love〉は、ぬいぐるみコレクターであり、バンド「FIREWALKER」のボーカリストでもあるソフィーと、ネオンアーティストや画家として活躍するエマの、キュートな双子によるぬいぐるみのブランド。まったく恐そうじゃない怪獣ちゃんたちは、誰が見てもキュンとするし癒やされる。(Plushie Love/TOXGO☎03·3408·6779) 

( 7 )
Klarm
clay
5,610yen

クレイパック
粘土を顔に塗るの!? と驚くなかれ。山や海、湖、森などで数万年もかけて蓄積された粘土層から採れるクレイはミネラルの塊。そして、シティガールにとって水で溶いて使うクレイパックは、ご褒美的なフェイスケアアイテムの一つなのだという。なかでも日本の〈klarm〉は、代表のkasumiさん自身が肌にトラブルを抱えていた経験を持つこともあって、オーガニック認証を受けた処方で安心の使い心地。ラインナップもスタンダードなものから、敏感肌用、肌のバランスを整えてくれるものなど、細やかな種類があるのが嬉しい。パッケージもグッド。80㎖(klarm