1940年に創業して以降、長きに亘り愛され続ける木工家具メーカー〈カリモク家具〉が、国内外のゲストとコラボしながら自社が掲げる「木とつくる幸せな暮らし」というミッションを追求していくリサーチプロジェクト「KARIMOKU RESEARCH」。第三弾となる今回は、東京を拠点とし、衣服から家具、空間からグラフィックまで、永く使われるためのデザインを作る〈ポスタルコデザインスタジオ(以下、ポスタルコ)〉をリサーチャーに迎え、時間の本質とその変化を探るという。
本展示で提案されたのは、可変的なモジュールシステムの家具。〈ポスタルコ〉がデザインし、〈カリモク家具〉が制作した箱とパーツを組み合わせた木製のプロダクトは、変化し続けるライフスタイルに適応し、さらには使い続けることでより調和していく。目まぐるしく変わり続ける現代に、日々の生活を構成する一部である家具はどのように適応していくのか。この一つの問いに、日本人の暮らしに寄り添い続けてきた〈カリモク家具〉と先を見据えたデザインを提案し続ける〈ポスタルコ〉が出した答えには、インテリアデザインだけでなく、暮らし方そのものへのヒントが散りばめられていそうだ。
photo: Masaaki Inoue, Bouillon (@bouillonfoto)
インフォメーション
STAKKO Chunks & Blocks
会場:KARIMOKU RESEARCH CENTER 1F THE ARCHIVE(東京都港区西麻布2-24-2)
会期:2025年4月26日(土)〜8月8日(金)
休み:土、日
時間:12:00〜18:00 ※最終日は16時まで
Official Website
https://www.karimoku.co.jp/index.cgi?mode=press_detail&key=126
ムーンストラック・カルティベーション vol.2「『図案』の森に潜る 近代日本の視覚文化アーカイヴ逍遥」に行く。
POPEYE Webシニアエディターでもある編集者の井出幸亮さんが立ち上げたリアルイベントプロジェクト「Moonstruck Cultivation(ムーンストラック・カルティベーション)」。芸術/...
『パンク・ガーデニング宣言 エコロジカルで型破りな庭園論』を読む。
フランスの造園家エリック・ルノワールが提唱する「パンク・ガーデニング」は、人間本位で植物にとっては地獄でしかない「美しい庭」という考え方にまず反旗を翻す。そして、完璧な管理をあえて手放し、植物本来の...
『はいつくばって』を読む。
ミランダ・ジュライによる2冊目の長編小説だ。主人公はジュライ自身を彷彿とさせる45歳の女性アーティスト。とある小旅行をきっかけに、中年期特有の人生の悩みに振り回される彼女の姿が、夢みがちであるが故の...
『ルックバック』を観る。
藤本タツキによる同名漫画を実写化したのは、『箱の中の羊』の記憶も新しい是枝監督だ。二人の少女、藤野と京本がコンビを組んで漫画家を目指すその原作の物語を、是枝監督はかなり忠実に実写へと昇華させている。...
『オデュッセイア』を観る。
原作は古代ギリシャの吟遊詩人ホメロスの同名叙事詩だ。「トロイの木馬」作戦によってトロイア戦争に勝利したオデュッセウスたちが、妻と息子が待つ故郷イタケへの帰還を目指す10年に及ぶ果てしない旅路を、監督...