僕らのスタイルは、アメリカから始まった。
“Made in U.S.A.”という文字を目にすると、少しだけ高揚する。ごわっとした硬い生地感とか、縫製が若干粗いところとか、アメリカ生まれの質実剛健さには、ずっと変わらない浪漫がある。そもそもの始まりは1975年に発売された『Made in U.S.A. catalog』。そして、’76年には『POPEYE』創刊号の西海岸特集を通して、機能的なウェアと明るく気取らないファッションを知ることになった。みんながアメリカ製に夢中になり、やがて“アメカジ”が生まれたってわけ。
ミリタリー、ワーク、スポーツ、アウトドアといった要素は、特別な存在ではなく、今では僕らのスタイルに自然と欠かせないものになっている。だからこそ、Made in U.S.A.とアメカジについて考えてみたいんだ。
あ、全身アメリカ製じゃなきゃダメ、なんて堅苦しいことは言わないからね。
MY FAVORITE AMERICAN PRODUCTS
34人が綴る、僕の好きなアメカジ。
『POPEYE』が敬愛する34人に、思い出と愛着のあるアメリカンプロダクトについての原稿を執筆してもらった。〈RED WING〉のアイリッシュセッター、〈PATAGONIA〉のグリセードジャケット、〈ALDEN〉のレザーシューズ、〈ORTEGA’S〉のチマヨベスト、〈CHAMPION〉のスウェットシャツ、〈STUSSY〉のチェックネルシャツなどが登場。まさにアメカジの名品図鑑だ!
渋カジ’26 by Tetsu Nishiyama
渋カジとは、1980年代後半、渋谷を闊歩するイケてる数名の高校生から始まったとされる、日本で初めてのストリート発祥のスタイル。アメカジからの派生ではあるけれど、セオリーのない自由でオシャレなファッションは瞬く間に全国に広がり、まさに時代をつくった。ティーンネイジャー真っ只中、ブームを体感した〈WTAPS〉の西山徹さんがディレクション。今を謳歌するシティボーイたちをスタイリングした“2026年の渋カジ”。
Perspective on “AMEKAJI”
7人の証言から探る、アメカジとは一体何か。
出合った時代、入り口になったアイテムにより、それぞれの“アメカジ観”があるに違いない。重松理さん、清水慶三さん、大久保篤志さん、テリー・エリスさん、大橋高歩さん、エミリー・アダムス・ボーディ・アウジュラさん、W.デーヴィッド・マークスさんに愛着のある“アメリカもの”を見せてもらい、話を聞き、アメカジをとことん考えてみた。
僕らが今欲しい!
Made in USA catalog 2026
タグに“Made in U.S.A.”の文字を見つけると、ちょっと心が弾むし、一目置きたくなる。最近探すのが難しいと言われるけど、日本で買えるアメリカ製はまだまだあるよ。タフで機能的で、適度なラフさを備えたプロダクトを、老舗と新鋭ブランドを織り交ぜてDIG!
Crafted with Pride in U.S.A.
未知なるアメリカ製を求めてNY&NEへ。
アメリカ製が減っていると言われるけど、それって本当? 百聞は一見に如かず、ということで、ニューヨークとニューイングランドを巡り、10の工場やアトリエを訪ねる旅へ。老舗ファクトリーもあれば、自宅地下の工房もある。誇りと愛情が込められたプロダクトはどれも機能美に溢れるとともに、物語と浪漫が宿っていた。結論!アメリカ製はまだまだ元気だ。
HIDDEN GEMS IN AMERICAN VINTAGE!
アメリカ製古着、今の狙い目。
Made in U.S.A.を探すなら、古着店巡りは欠かせない。リアルヴィンテージもいいけど、まだあまり注目されていないジャンルの逸品を、手頃な価格でゲットしよう。「60/40クロスのマウンパ」「リバースウィーブじゃない、ネック周りがポイントのスウェット」「パッケージデザインも秀逸なパックT」など、10テーマで“お宝”を紹介。
インフォメーション
POPEYE 2026年6月号「Made in U.S.A. catalog 2026」
5月9日発売。ミリタリー、ワーク、スポーツ、アウトドアといった要素は、特別な存在ではなく、今では僕らのスタイルに自然と欠かせないものになっている。だからこそ、Made in U.S.A.とアメカジについて考えてみたいんだ。あ、全身アメリカ製じゃなきゃダメ、なんて堅苦しいことは言わないからね。