ガラスに写真が写る「ガラス乾板」。透明なガラス板に薬剤を塗布した感光材料の一種のことで、これをカメラに入れて撮影すると、光を受けた部分が記録され、写真となる。写真フィルムが普及する以前、明治時代ごろに登場した「ガラス乾板」は、それまで専門的な知識と技術を必要としていた写真撮影の門戸を開き、写真を撮ろうとする人々を増加させた。台東区の『したまちミュージアム』で行われる本展は、令和4年にデジタルデータ化を行った収蔵資料の「ガラス乾板」のお披露目となる。同館の「ガラス乾板」には、町角や旅先の風景、撮影者の目を引いた何気ない対象を写した写真をはじめ、私的で気軽な家族写真、さらには技術の未熟さゆえに独特の味わいを持つ写真も見られ、写真撮影の大衆化の萌芽を感じられる。「ガラス乾板」の登場によって撮影を始めたアマチュアカメラマンたちの作品の数々を見ていると、写真を撮る楽しさをありありと感じることができそうだ。
インフォメーション
ガラス乾板展 写真を撮るたのしみ
場所:台東区したまちミュージアム3階企画展示室
会期:2026年3月3日(火)~6月28日(日)
休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合は翌平日)
※5月3日(日曜日)~5月6日(水曜日)は開館し、5月7日(木曜日)休館
時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
料金:一般 300円、小・中・高校生100円
Official Website
https://www.taitogeibun.net/shitamachi/
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