ファッション
ベースボールキャップの背景を知ると、アメカジが俄然面白くなる。
CAP/Made in U.S.A. catalog 2026
2026年6月13日
Made in U.S.A. catalog 2026
photo: Shunsuke Shiga
styling: Yutaka Aoki
grooming: HORI
text & edit: Shun Koda
2026年6月 950号初出
¥5,940
「ありそうでない、アメリカ製の普通の帽子」を掲げる〈ユーエスナップ・キャップス〉。角張ったボディが特徴的で、アクリルウールサージを採用することで品の良さを両立。スナップがアソートで付属するから、その日の気分でカスタムを楽しみたい。(ユーエスナップ・キャップス/Eight Hundred Ships☎06·7896·6429)
今では僕らの日常へ馴染んでいるけれど、やっぱりベースボールキャップは、アメリカのカルチャーを語る上で欠かせない。なんてったって、6パネルとBBキャップのルーツは、USAにあり。始まりは、1860年頃に野球チームが着用していたウールの8パネル。1940年代にはフィット感に優れた6パネルへと進化し、ツバ付きのスタイルが定着。そして、ジェイ・Zらが着用することでヒップホップ文化と邂逅すると、たちまちファッションアイテムとして広まったのだ。それに、ワッチキャップは米海軍の見張り(watch)の防寒対策のために考案されたもの。背景を知っていると、やっぱり米国製は本物という気がして、かぶるだけでワクワクしてくる。
¥9,900
『インパート』のオリジナルブランド〈ブリンク〉のデザイナー、石幡瞬さんが米国の工場へ依頼し形にした本作。コットンキャンバス素材に、絶妙な塩梅のサックスブルーがクリーンだ。ツバの縁にはボディより一段濃い青のパイピングを。この微差な配色が、装いに小気味よいスパイスを添えてくれる。(ブリンク/インパート)
¥8,250
「NYタイムズ」や〈ブルックス ブラザーズ〉のキャップも手掛けたニューヨーク拠点のヘッドウェアメーカー、〈ウィナーキャップス〉。ウール地に芯のない6パネルはカジュアルだけど、少し大人な雰囲気。レザーのアジャスターは、使うほどに体に馴染む。(ウィナーキャップス/プロップスストア☎03·3796·0960)
¥2,420
デッドストックのアクリル100%のワッチキャップ。クリアなイエローグリーンが可愛い。上野のセレクトショップ『インパート』では、白やピンクの攻めた色から、黒やネイビーの鉄板色まで揃う豊富さも嬉しい。スケーターのキャスパー・ブルッカーよろしく裏返してかぶっても、シック。(インパート☎03·6240·1724)
¥14,300
ブルックリンからストリートウェアを発信する〈アン・アニスト・リヴィング〉は、今年閉場したクイーンズの競馬場「アクアダクト」の空気感をモチーフに、タータンチェックの6パネルをハンドメイドで製作。限定75個でシリアルバッグも付属。(アン・アニスト・リヴィング/the Apartment☎0422·27·5519)
¥7,150
軽量・速乾なシンセティック素材に、縁を彩るエスニック柄のベルト。漁師だった設立者バリー・バー氏が「嵐でも飛ばないタフさ」を追求した証しなんだ。おまけに、ウェビングがアソート仕様だから、柄や色が一点ごとに違う。ファンクショナルでプレイフル。そんな出合いには心躍るね。(カブー/エイアンドエフ☎03·3209·7575)
¥14,300
NYを舞台にした作品を得意とする小説家、ポール・オースター。そんな現代アメリカ文学を代表する彼に敬意を表した「Reading Paul Auster」の刺繍に目を奪われる。NYメイドのコットンツイルのボディには、蓄光糸であしらわれたフォントが暗闇で光る仕掛けもユニーク。(リップラップ @__riprap__)
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