カルチャー

特集「これが僕の仕事。」

NO.953

これが僕の仕事。

2026年8月6日

正解がないから迷う。だから、仕事のことを本気で考えよう。

好き/嫌い、得手/不得手、向き/不向き。
何を基準に仕事を選べばいいか、正直わからない。
いま取り組む仕事が“天職”なのか、当然決めかねる。
人生の中で、仕事が占める時間は想像以上に長い。
お金を得るための手段ではあるけど、お金だけじゃない。
でも、やり甲斐だけで満たされないものも本音だろう。
正解がないから、大いに迷う、悩む、さてどうする。
まずは、今号に登場する48人の話に耳を傾けてみよう。
前向きに仕事と向き合う、一つのきっかけになるから。
そして、本気で考えてみようじゃないか。
「さあ、仕事だ!」と目覚めよく始まる1日を
より多く送れるならば、それはきっと幸せなことだ。

前向きに仕事に取り組む19人の、仕事の話。

大工、作家、パフォーミングアーティスト、料理人、グラフィックデザイナー、陶芸家、古書店店主、狂言師、哲学者、ガラス作家、プロレスラー、CMディレクター……、さまざまな職種の19人を取材。 まずは“仕事の時間”を共有させてもらい、その後にじっくりと話を聞いた。学生時代の思い出、当時興味を持っていたこと、仕事を選ぶきっかけ、そのために何をしたのか。そして、いま仕事にどのように向き合い、将来をどう考えているか。誠実で、真っ直ぐで、それぞれの息遣いを感じる言葉に、きっと湧き立つものがあるだろう。

The Way He Achieves It
あの人の譲れない仕事のやり方。

映像ディレクター、作家の上出遼平さん、ラッパーのZORNさん、講談師の神田伯山さん。僕らが憧れる3人が、自身の“仕事のあり方”を貫くために大切にしていることとは? 今に至るさまざまな経験を織り交ぜながら、理想を形にすべく歩んだ道のりを率直に語ってくれた。

A Perspective on Work
仕事を考える、3つの視点。

思想家・内田樹さん、美学者・難波優輝さん、作家・浅生鴨さんが示してくれたのは“仕事術”でも“仕事論”でもなく、仕事を考える“視点”。「天職、親切、我執、心耳、修行」(内田さん)、「締め切り、プロジェクト、生きている時間、いい時計」(難波さん)、「選ばない、偶然、行動、世界の一部」(浅生さん)。3人それぞれのキーワードから浮かび上がる “視点から、また新しい仕事への向き合い方が見えてくるだろう。

Taking a New Step Forward
独立して、一歩踏み出す。

組織から巣立ち、自分の力で勝負。ブランド立ち上げも、店の開店も資金の目処や手続きの煩雑さなど確実に大変たろうが、やはり憧れる。「ベイクルーズ」を退社して、’27年春夏からブランド〈restrunt〉を立ち上げる平沢幹太さんは「独立までの流れや手続き」「自己資金や借入金の金額」など、気になる項目を具体的に教えてくれました。また、「他社からの援助を受けずに“自力経営”を選択した理由」には、聞き手も思わず熱い気持ちになりました! 平沢さんの実例に加えて、2人の若者が書店と喫茶店という“自分の城”を築くまでの道のりをドキュメントする。

Finding My Calling In Hokkaido
移住して天職と出合う。

仕事が先か、移住が先か。もちろん、どちらもあり。馴染みの土地を離れ、暮らしたい場所へ。そこで、心から没頭できる仕事に就く。今回は北海道で取材を敢行。北の大地で生き生きと働く、4人の物語。

Failures That Lead To Insights
あの人の失敗と教訓。

仕事に失敗はつきものだ。大切なのは、転んだ後に、いかに立ち上がり、何を得るか。そして、その教訓を持って、どう次に歩を進めるか。お笑い芸人・トンツカタン森本さん、現代美術作家・加賀美健さん、フードエッセイスト・平野紗季子さん、〈エンダースキーマ〉デザイナー・柏崎亮さん、『PIZZA SLICE』オーナー・猿丸浩基さん、放送作家・大井洋一さん。6人の先輩に聞いた、失敗と教訓。

How To Be “Full-Fledged”
目指せ、一人前の社会人!

気付けばライターになっていた、ケント&トーゴ。二人はふと思った、「僕らって社会人なのかなぁ?一人前の社会人ってどうしたらなれるのかなぁ」と。抱いた疑問を解決すべく、落語家の柳亭小痴楽師匠と編集者の岡本仁さんを訪ね、教えを乞うことにした。そして、先輩ライターに“一人前”のヒントとなる映画と本を薦めてもらい、成長の糧とするのだ!

It’s Been Ten Years, How’s Work Going?
10年たって、仕事はどうですか?

2016年3月号「仕事とは?」から10年を経て、今回はその特集にゆかりのある3人に会ってきた。10年前は『サウナの梅湯』番頭で、現在は「ゆとなみ社」代表取締役の湊三次郎さん。京都大学大学院への進学を控え“ゴリラボーイ”として登場、今は大阪大学大学院特任助教の大塚亮真さん。そして、10年前の「求人情報」企画に応募して、現在では〈エンダースキーマ〉のコミュニケーションデザインを担当する佐藤拓真さん。吉本隆明氏は「10年、毎日続けたらいっちょまえになる」と語っていたが、まさにそのとおり! 継続は力なり!

インフォメーション

特集「これが僕の仕事。」

POPEYE 2026年9月号「これが僕の仕事。」

仕事は人生の一大事。これから就職する君、今の仕事がしっくりこない人、できたら働きたくないというあなたにぜひ読んでほしい。20代〜30代のさまざまな職種の人たちの仕事に密着&インタビュー。さらに上出遼平さん、ZORNさん、神田伯山さんの仕事の向き合い方、気分よく働く先輩の真剣な仕事の話なども。「これが僕の選んだ仕事!」と胸を張って取り組むきっかけになる特集です。