フード

フライドポテトを和える、ポテトサラダ。

定番料理のニューディール。Vol.26

定番料理のニューディール。

photo: Haruki Anami
illustration: Cari Vander Yacht
text: Ryota Mukai
web edit: Miu Nakamura
2026年6月 950号初出

2026年5月10日

『BEARD』店主・料理人の原川慎一郎さんによる本誌の連載「定番料理のニューディール」。みんなが好きなお決まりのメニューを再考し、カンタンに、そしてちょっとお洒落に作る方法を料理人の原川慎一郎さんが提案します。POPEYE Webではそのレシピをムービーでご紹介。第26回はポテトサラダ!

とろりとした半熟卵とディルの彩りが鮮烈。口の中ではフライドポテトのカリッとした食感がアクセントに。マスタードドレッシングと、ビネガーをまとったきゅうりと玉ねぎの酸味が生み出す、キレッキレの味わいに箸が止まらない。

– 材料(2人分)-

・じゃがいも 2個(200〜250g程度)
・玉ねぎ 30g
・きゅうり 30g
・卵 1個
・ハム 適量
・赤ワインビネガー 適量
・ディル 適量
・塩 適量
・胡椒 適量
・菜種油 大さじ6

ドレッシング
・にんにく 1/2片
・ディジョンマスタード 15㎖
・赤ワインビネガー 5㎖
・菜種油 40㎖
・塩 ひとつまみ

– 作り方 –

1. じゃがいものひとつは皮を厚めにむき、乱切りにして、小鍋に入れた水に塩(小さじ1)を加えて茹でます。もうひとつは皮ごといちょう切りに、先ほどむいた皮を一口大に切って、一緒に水にさらします。

2. 玉ねぎときゅうりを厚めに切り、ボウルに入れて塩揉みに。少し置いたら水気を切り、赤ワインビネガーとカットしたディルを和えます。

3. ボウルに塩、赤ワインビネガー、すりおろしたにんにく、ディジョンマスタードを加えます。混ぜながら菜種油を少しずつ加えてください。

4. 1で茹でたじゃがいもに火が通ったら湯切りし、小鍋に戻します。火にかけて水分を飛ばしつつ木べらで軽く潰したら、火を止めましょう。

5. 沸騰したお湯に冷蔵庫から取り出した卵を入れます。7分30秒茹でて取り出し、冷水にさらしてください。殻をむき、切って3と和えます。

6. 1で水にさらしたじゃがいもの水気を切ります。フライパンに菜種油を入れ温めてから加え、両面が色付いたら取り出して塩・胡椒をします。

7. 4の小鍋に、2のピクルス、5の卵&ドレッシング、6のフライドポテト、カットしたハムを和えます。

– 今月の古来種 –
万木かぶ

滋賀県高島市万木地区の赤かぶ。明治時代に地元農家が系統選抜して以来、地区内で広く栽培されるようになった。「表面は赤く、中は真っ白。甘酢漬けにしたり、歯切れよくジューシーなので生でも美味しい」

古来種野菜とは? 品種改良されず、日本各地の畑で長きにわたり受け継がれてきた種のこと。在来種とも。「野菜の民芸品のようなものです」

– 小さな流儀 –
包丁研ぎにフュジを常備。

「フュジは日本語だと研ぎ器です。日々のメンテナンスはこれで十分」と原川さん。カリフォルニアの古道具店で購入。使い方は包丁の根元から先端まで数回滑らせるだけ。簡単だし、立ち回りもスマート。

プロフィール

フライドポテトを和える、ポテトサラダ。

原川慎一郎
『BEARD』店主

はらかわ・しんいちろう|1978年、静岡県生まれ。長崎県雲仙市でレストラン『BEARD』を営む。北海道函館市のカフェ『cafe water』のオーナーでもある。

Instagram
https://www.instagram.com/beard_shin_harakawa/