TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#4】金魚すくいはスポーツだ!

執筆:タージン

2026年7月6日

金魚すくいは、スポーツだ!
金魚すくいの「すくい」は、レスキューだ!
動物愛護の精神の下、行われるスポーツである。

日本一の金魚の里、平和のシンボル、金魚が泳ぐ城下町、奈良県大和郡山市で開催される、「全国金魚すくい選手権大会」は、今年で第31回を迎える。
北は北海道、南は九州沖縄から、金魚すくいの猛者たちが、参加する大会である。
ここ数年は、海外からの参加者も増えている。

小中学生の部、一般の部は個人戦。
3人1組の団体戦もある。

ルールは、ざっくりいうと、一つの水槽には、金魚が約1000匹。
その水槽を個人戦では、4人、団体戦では2組6人が囲み、競技時間3分間で金魚をすくった匹数で争う。

私は、第一回から、司会をさせていただいている。
途中、コロナの影響で数回中止になったので、約35年近く司会をさせていただいている。
1回目は、私も要領を得ず、3分間、実況風のおしゃべりで盛り上げようとした。

すると年配の方から、お叱りを受けた。「やかましい!」と。
真剣勝負の3分間は、黙ってみておれ!と言われたように記憶する。
盛り上げ役で私はマイクを持っているので、黙って見守る、というのも、と承服しかねた。
が、しかし、好成績を残された年配のご婦人が、「今まで、金魚すくいが好きで得意というと、笑われた。
しかし、これだけの匹数を上げられ、表彰されるなら、こんな嬉しいことはありません。
笑われようと、私は金魚すくいが得意で大好きです!と胸を張って言います」と涙ながらにおっしゃった。

金魚すくいで、泣くのか?

金魚すくいは、お祭りの屋台の定番、という認識であったが、たかが金魚すくい、されど金魚すくい、という認識に変わった。
与えられた3分間に、どのように金魚に逆らわず、仲良くなり、匹数を伸ばすことができるのか?
この日のために、オーバーでなく、日々金魚すくいに取り組んでる。
上位成績を残す猛者は、自宅で大きな水槽に金魚を飼い、その動き、その習性を学び、一匹でも、多く匹数を伸ばす努力している。
野球少年が毎日、バットを振るように。
ゆえに、私は3分間の間、邪魔にならないように、時間経過と、その場の実況を心がけるようにしている。

金魚すくいは、スポーツである。

しっかりしたルールに則ったスポーツである。
ベースには、金魚を大切にする動物愛護の精神がある。
今年は、大河ドラマの舞台ということもあり、「豊臣兄弟」にあやかって、兄弟のように兄弟、姉妹、仲の良い2人組の団体戦もあるようだ。(今年は、奈良県大和郡山市は大河ドラマの舞台ということもあり、「豊臣兄弟」にあやかって、兄弟、姉妹、仲の良い2人組の団体戦もあるようだ。)

もちろん、今年も司会は私、タージンです。

プロフィール

タージン

1962年生まれ。大学在学中から関西を中心に様々なテレビ番組のリポーターやラジオに出演し、明るく元気なキャラクターで一躍人気となる。物事を伝える表現力や語りの構成能力に定評があり「ロケの神様」との異名を持つ。リポーターの他にアメリカンフットボールなどのスポーツ実況中継も行い、幅広いジャンルで活躍中。