カルチャー

花粉を撃退しながら訪れたい展示4選。

さーて、3月はどんな展示に行こうかな。

2024年3月8日

第8回横浜トリエンナーレ
「野草:いま、ここで生きてる」
@横浜美術館ほか

Zhao Yannian, Wild Grass, 1978, Photo: Liu Ying. Courtesy Zhao Yannian’s Family

Zhao Yannian, Wild Grass, 1978, Photo: Liu Ying. Courtesy Zhao Yannian’s Family

横浜美術館がついにリニューアルオープン。記念すべき初回の展示は横浜トリエンナーレの開催から。2001年の第1回のテーマは「メガ・ウェイブ:市民に開かれた巨大な祝祭」だったけど、第8回となる今回の展示では「野草:いま、ここで生きてる」をテーマに据え、やはりリニューアル後の祝祭的ムードではじまる。ただそうはいっても、コロナ禍や戦争、環境破壊や経済格差、インターネット上で蔓延する負の連鎖……多くの問題を包摂した社会だ。その行末を、時代に翻弄されて絶望のなかに希望を見出した魯迅の『野草』という言葉と、そこに集う94組のアーティストの作品から探求する。

インフォメーション

第8回横浜トリエンナーレ 「野草:いま、ここで生きてる」

会場:横浜美術館など市内5ヵ所
会期:2024年3月15日(金)~6月9日(日)
時間:10:00~18:00
休み:毎週木曜日(4月4日、5月2日、6月6日を除く)
料金:一般 2,300円、横浜市民 2,100円、学生(19歳以上)1,200円。前売り、セット券等あり。詳細はサイトにて

公式ウェブサイト
https://www.yokohamatriennale.jp/

「世界のごちそう」展
@切手の博物館

すき焼き 日本 2015年発行

すき焼き 日本 2015年発行

漫画に登場するおいしそうな料理の数々を「漫画メシ」などというなれば、こちらは「切手メシ」。世界の“料理”や“スイーツ”の切手約800点を紹介する本展。各国の伝統料理は五大陸別にまとめてあり、国の歴史や伝統文化に触れることができる。大雑把なデザインから細かくてかわいい絵柄まで、これもそれぞれのお国柄? 世界の料理と地理を知れて一石二食だ。そして展示は空腹要注意。切手を舐めるどころか、食べてしまいそう……!?

インフォメーション

「世界のごちそう」展

会場:切手の博物館
会期:2024年1月5日(金)~3月31日(日)
時間:10:30〜17:00
休み:月曜日(祝日の場合も)
料金:大人:200円、小中学生:100円、障害者無料 ※毎月23日のふみの日は入館無料。

公式ウェブサイト
https://kitte-museum.jp/2023/12/07/k20240105/

サカイケイタ個展『曖昧を見る』
@msb gallery

服の柄や壁のシミが人の顔のように見えることがたまにある。そんな模様の不思議さや、人の独自の認知・間違いにフォーカスしているのがアーティストのサカイケイタ。線や図形のパターンを繰り返し、反復とその記号性を用いた作家の作品は、一見ミニマルアートやオプ・アートのようだ。自身のディスレクシア(読み書き困難)による知覚の体験に起因する”ヒューマンエラー”に重点を置いた作品は、鑑賞者にその作品世界の中で迷子になってしまうような感覚を与える。「見る/見えている」「理解する/知っている」とは一体何なのか、問いを投げかけてくる展示だ!

インフォメーション

サカイケイタ個展『曖昧を見る』

会場:msb gallery
会期:2024年3月21日(木)〜3月31日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日17:00まで)
休み:月曜日
料金:無料

公式ウェブサイト
https://www.msb-gallery.com/

アピチャッポン・ウィーラセタクン 「ソラリウム」
@SCAI THE BATHHOUSE

映画『ブンミおじさんの森』(2010、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞)、『MEMORIA メモリア』(2021、同審査員賞受賞)など数々の傑作を監督し、ここ日本でも人気の高いアピチャッポン・ウィーラセタクン。実はこの春はプチ・アピチャッポン祭り。体験型パフォーマンス作品「太陽との対話(VR)」が『シアターコモンズ’24』(日本科学未来館)にて開催されるし、こちら、谷中のSCAI THE BATHHOUSEでは7年ぶりの個展『Solarium』が開催する。幼少期に観たホラー映画にインスピレーションを受けて制作されたという本作は、現在開催中のタイランド・ビエンナーレ・チェンライ 2023にてお披露目された新作で、SCAI THE BATHHOUSEのスペースに合わせたスペシャルバージョンが見られるとのこと。また、映像のみならずドローイングの展示もあるそう。アピチャッポンの現在地を追いにいこう!

インフォメーション

アピチャッポン・ウィーラセタクン 「ソラリウム」

会場:SCAI THE BATHHOUSE
会期:2024年3月16日(土)~5月25日(土)
時間:12:00〜18:00
休み:日・月・祝日
料金:無料

公式ウェブサイト
https://www.scaithebathhouse.com/ja/