フード

出汁と小麦粉で、味わい深いたこ焼きを。

どのみち毎日食べるから。Vol.29

どのみち毎日食べるから。

artwork: Ryuto Miyake
photo: Kazuharu Igarashi
cooperation: Yu Kokubu

2025年11月30日

発売中!

出汁と小麦粉で、味わい深いたこ焼きを。

『はじめの自炊帳』

連載「どのみち毎日食べるから。」が書籍化!
醤油、塩、砂糖、みりんなど基本の調味料で作る、ずっと飽きないスタンダードな31品を掲載。特別なテクニックも食材も使わず、誰でもとびきりおいしい料理が作れる料理入門書です。

『はじめの自炊帳』

 生きているかぎりどのみち毎日触れ合う料理。自らの手でおいしく作れる知恵があれば、これからの人生、楽しくなるはず。このポッドキャストは料理家の土井光さんに、自分や家族が毎日食べて「あぁ、オイシイ」としみじみ感じる料理を教えてもらう番組。特別なテクニックも食材も不要。10分前後の音声を聴けば誰でも作れるメニューばかりだから、近所のスーパーに向かう道中にでも聴いてほしい。第二十九回は、たこ焼き粉に頼らないたこ焼き。

「たこ焼き粉という選択肢を一旦忘れて、出汁と小麦粉で作ると深みのあるたこ焼きになります」(土井光)

MEMO

材料は、小麦粉200g、ペーキングパウダー小さじ2分の1、卵1個、たこ、ねぎ、紅しょうが、揚げ玉、醤油、昆布、鰹節。トッピング用にソース、マヨネーズ、青のり。

二番出汁をとってしっかり冷ます。出汁が温かいとたこ焼き液に入れるときに卵が固まってしまうので気をつける。

たこ焼き液を作る。卵を溶いて二番だし600mlを加えてから、醤油小さじ1、小麦粉、ペーキングパウダーを入れる。

具材を切っていく。まずはたこ。

ねぎを切る。

紅生姜を刻む。お好みで大葉やちくわなどを入れる場合はこのときに一緒に切っておく。

たこ焼き器に油を引く。

生地を流し込み、具材を入れる。

生地を追加する。

火が通ったらひっくり返す。

完成!

POPEYE

毎度微妙に残って結局捨てるというプチストレスに悩まされていた、たこ焼き粉。便利でおいしくて失敗がないからそれ以外の不満は特になかったが、出汁と小麦粉で作る味わい深いたこ焼きの味を知って、パーティフード的なレッテルを貼っていたたこ焼きがグッと身近な存在になった。出汁に加えて、ネギ、生姜、タコといった具材から出る旨味も溶け出しているから、ソースに頼らずともしっかりと濃い。疲れた日に食べたくなるような優しいたこ焼きでした。

プロフィール

出汁と小麦粉で、味わい深いたこ焼きを。

土井光

どい・ひかる|1991年、大阪生まれ東京育ち。三ツ星レストランや老舗菓子店に勤め、在仏7年後帰国。現在は父である土井善晴の事務所に勤務。大学や調理師学校の講師、コラム執筆、フランスと日本文化をつなぐイベントなど行う。趣味はマラソン。

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