
artwork: Ryuto Miyake
photo: Kazuharu Igarashi
cooperation: Yu Kokubu
生きているかぎりどのみち毎日触れ合う料理。自らの手でおいしく作れる知恵があれば、これからの人生、楽しくなるはず。このポッドキャストは料理家の土井光さんに、自分や家族が毎日食べて「あぁ、オイシイ」としみじみ感じる料理を教えてもらう番組。特別なテクニックも食材も不要。10分前後の音声を聴けば誰でも作れるメニューばかりだから、近所のスーパーに向かう道中にでも聴いてほしい。第六回はほぼ放置しているだけで完成する鶏の照り焼きと、その合間の5分くらいで作れてしまうニラ玉のレシピ。
「音が出ていないくらいじっくり焼くのが簡単においしいソテーをつくる秘訣」(土井光)
MEMO

食材は鶏モモのみ。あとは、たまり醤油、ザラメ、日本酒、八角を準備。醤油と砂糖は普通のモノでも作れるが、たまり醤油、ザラメを使うと味に深みがでる。

皮を下にしてハミ出ている余分な皮を切る。

油を少しいれて、音が鳴らないくらい弱火で焼き始める。

肉汁、油が出てきたらキッチンペーパーで拭き取る。

ひっくり返して10分ほど焼く。油が出てきたら再度キッチンペーパーで拭く。


日本酒大さじ3、たまり醤油大さじ2、ザラメ大さじ2、八角を加えてすぐに蓋をする。

火が通るまで5分ほど待つ。その間にニラ玉を。

小さめにカットしてく。一番端っこの部分は美味しく食べられるので絶対に捨てない!

塩を加えてクタっとするまで少し置く。

卵に唐辛子を入れる。今回は韓国唐辛子を使用。

ニラを卵に入れて和える。

弱火にかけたフライパンにいれて待つ。

火が通ってきたら混ぜて、卵がホロホロしてきたら完成。


ニラ玉を作っている間に鶏の照り焼きも完成。

常温になったら皮を下にして切っていく。

完成!

POPEYE
チキンソテー=強火でガーッ、皮パリッが正義だと思っていたけれど「皮をパリパリにする意味、そんなにありますかね笑」という土井さんの一言に、しばらく考えた結果「たしかに」と思った。どこかで植え付けられたイメージのまま思考停止していたことにまずは反省。たしかに、弱火でじっくり火を入れた鶏の照り焼きはふっくら柔らかく、味が染み込み、大事に育てられた優しい味がした。皮がパリパリのチキンソテーもいいけれど、ソレはソレだと実感。さらに、鶏をゆっくり焼いている間に作れてしまうニラ玉も超簡単。鶏、ニラ、卵というどこでも手に入る食材で作れるし、ご飯がとにかくすすむから、一人暮らしを始めた人はまず覚えるべき!
プロフィール

土井光
どい・ひかる|1991年、大阪生まれ東京育ち。東京の女子大学卒業後、フランスリヨンにある『L’institut Paul Bocuse』にてフランス料理とレストランマネージメントを2年半学ぶ。フランス三つ星レストラン『Michel GuérardとTroisgros』、リヨンにある老舗チョコレート店『Bernachon』に勤める。在仏7年。帰国後、父である料理研究家土井善晴の事務所、おいしいもの研究所でアシスタントとして勤務。料理デモストレーションのフランス語通訳やフランスと日本文化を繋ぐイベント参加なども行う。趣味はマラソン。
Instagram
https://www.instagram.com/hikaruuud/
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