ライフスタイル

カシミヤ保全の最適解は……真空パックだ。

〈BODHI〉デザイナー・水谷 倫さん

2024年3月7日

世界のかっこいい部屋と、その秘密。


photo: Hiroshi Nakamura
illustration: kedama
text: Neo Iida
2024年3月 923号初出

部屋で快適に過ごしたいのなら、どうせやらなきゃいけない家事だって楽しんじゃおう。掃除、洗濯、整理整頓……etc。工夫しながら自分なりの楽しみ方を見つけた人を訪ねた。

真空パック

 大事な大事なカシミヤニット、しまうときは畳んでおけばOK? 夏場はどうする? 素朴なギモンが湧いたので、カシミヤに詳しい〈BODHI〉の水谷倫さんに聞いた。「〝空気に触れさせない〟がベストです。僕は専用の袋を使ってギュッと真空パックしています」。でもカシミヤをぺしゃんこにするって、ちょっと緊張するけど……。「すぐフワッと元に戻るので大丈夫ですよ。それに、カシミヤの毛は生きているので、空気に触れると酸化しやすく、防虫のためにも真空にしたほうがいいんです」。頻繁に着る冬場は、ブラッシングをして棚にしまう程度でよし。次に着るまでに間隔が空くときや衣替え期は、迷わず真空パックを試してみよう。

真空パック
圧縮した状態がこちら。中身がわかるよう付箋に「セーター」と書いて貼っておくと便利。水谷さんはこのまま出張に持っていくことも。ちなみにクリーニング店に出した場合、お店のポリ袋に包んだままタンスにしまいがちだけど、空気に触れる状態ではあるので、いったん取り出して圧縮袋に入れておくとよし。
必要なもの。
「これまで色々試したんですが、ハンズに行けば買えるのが便利で。2枚入りで1000円くらいです」と愛用するのはハンズのオリジナルブランド〈hands+〉の衣類圧縮袋。サイズはMから展開されていて、水谷さんがよく使うのは大きめのL(14ℓ)とXL(27.5ℓ)の2つ。店頭およびオンラインショップでも購入できる。

Column
しまう前には洗濯→ブラッシングを。

良質な毛を使うカシミヤは日々のお手入れも簡単。毛玉はブラッシングをすれば落ちるし、汗は水洗いで十分。万が一穴が開いても縫い合わせれば元に戻る。真空パックをするときはお手入れをしてからしまってあげよう。スチームを当て、ブラッシングをし、柔らかく畳んで袋に入れよう。


教えてくれた人

水谷さん イラスト

水谷 倫

〈BODHI〉デザイナー

みずたに・さとし|1985年、愛知県生まれ。様々なブランドのマーケティング、生産、MD、バイヤーなどを経て、2018年にカシミヤブランド〈BODHI〉をスタート。内モンゴルで育つカシミヤ山羊の真っ白で良質な毛で、デイリーユースなスウェットを作る。