フード

クスクスをレモン汁に漬ける、タブレ。

定番料理のニューディール。Vol.27

定番料理のニューディール。

photo: Haruki Anami
illustration: Cari Vander Yacht
text: Ryota Mukai
web edit: Miu Nakamura
2026年8月 952号初出

2026年7月10日

『BEARD』店主・料理人の原川慎一郎さんによる本誌の連載「定番料理のニューディール」。みんなが好きなお決まりのメニューを再考し、カンタンに、そしてちょっとお洒落に作る方法を料理人の原川慎一郎さんが提案します。POPEYE Webではそのレシピをムービーでご紹介。第27回はタブレ!

グリーンが映える、まさしくハーブを食べるサラダ。レモンが染み込み、その酸味と香りをクスクスが抱えているから、いつでも爽やかな食べ心地。この山盛りもあっという間に食べ終えてしまった。バテがちな夏のモーニングにぴったり。

– 材料(2人分)-

・パセリ 50g
・パクチー 2本
・ディル 1/4パック
・ミント 1/4パック
・クスクス 30g
・ミニトマト 6個
・玉ねぎ 大さじ2分
・レモン 1個
・クミン 小さじ1/2
・塩 適量
・黒胡椒 適量
・オリーブオイル 大さじ5
・水 大さじ1

– 作り方 –

1. ハーブの根元をカットし、根の方を氷水につけて置いておきます。草花と同じように水を吸わせることで、ハーブをシャキッとさせるんです。

2. ボウルにクスクスを入れ、塩をふたつまみ加え、レモンを搾ります。種はよけましょう。クスクス全体が浸ったら、水を加えて置いておきます。

3. トマトを小さくカットし、玉ねぎを粗いみじん切りにします。玉ねぎには塩ひとつまみし、レモン汁を回しかけておきましょう。

4. 1のハーブがシャキッとしたら、取り出し、サラダスピナーなどでしっかり水気を取ります。枝ごと細かく刻んで、ボウルに入れておきましょう。

5. 2のクスクスが軟らかくなったら、黒胡椒を加えてフォークでほぐします。ここにオリーブオイルを加えよく混ぜてください。

6. 4のボウルにトマト、玉ねぎ、クミン、クスクス、レモンの皮を加えて混ぜ合わせます。塩、レモン汁、オリーブオイルで調味し完成です。

– 今月の古来種 –
唐人菜

「長崎白菜」としても知られる長崎の在来種で、この地の雑煮には欠かせない野菜のひとつ。中国・山東省からやってきた白菜の原種とされる。完全に結球しておらず、肉厚な葉が縮れているのが特徴。

古来種野菜とは? 品種改良されず、日本各地の畑で長きにわたり受け継がれてきた種のこと。在来種とも。「野菜の民芸品のようなものです」

– 小さな流儀 –
ペッパーミルは〈プジョー〉。

原川さんのミルに刻印された〈プジョー〉のロゴは、まさしく、あの車の〈プジョー〉。実は粉挽業からスタートし、ミルの誕生は1874年。この技術を応用したのが車のギアなのだ。「パリ」モデルの22㎝を愛用。

プロフィール

クスクスをレモン汁に漬ける、タブレ。

原川慎一郎
『BEARD』店主

はらかわ・しんいちろう|1978年、静岡県生まれ。長崎県雲仙市でレストラン『BEARD』を営む。北海道函館市のカフェ『cafe water』のオーナーでもある。

Instagram
https://www.instagram.com/beard_shin_harakawa/