TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#4】BEAMS PLUSと一緒に考える、日本のモノづくりのこれから

執筆:Hanna

2026年7月1日

BEAMSが今年50周年を迎えると知り、このブランドが作り上げてきた日本のファッションや、海外から輸入した文化を編集して日本に広めている長い歴史に、尊敬の気持ちを持たずにはいられませんでした。昨年、Tokyo Wednesday Clubとして初めて、ニューヨークでポップアップストアを開催し、ファッションディレクターや編集者など、ありがたいことに多くのいわゆる業界関係者の方々が足を運んでくださいました。ニューヨークという世界のファッションをリードするシティのひとつにおいて、最前線で活躍する方々と、日本のファッションについて歓談をしていると、みなさんのBEAMSブランドへの評価の高さを実感したのです。

前置きが長くなりましたが、アイビー・プレッピー文化を牽引し続けているBEAMS PLUSと、日本のモノづくりを世界へ発信していく取り組みをスタートすることになりました。Tokyo Wednesday Clubとして、ジャパニーズアメトラカルチャーを次世代へ繋いでいけるチャンスであると共に、日本のモノづくりを世界へ発信していけることをとても嬉しく思います。何か新しくスタートするというよりも、BEAMS PLUSがこれまで積極的にモノづくりの現場と関係性を築き、文化継承や地域創生といった文脈で活動している企画に参加させていただき、一緒に、“カルチャーを作り、語り継ぐ存在”として、日本の魅力を発信していきます。

日本のアパレル製品の約90%以上は海外生産に依存している状況です。国内企業が、比較的安価な海外での大量生産を加速させていることや、職人の高齢化および後継者問題による日本の縫製工場の減少が原因となっています。海外の技術を使うことで実現できる商品もある一方で、Made in Japanの斜陽化が進んでいることも事実です。Tokyo Wednesday Clubが大事にしている考え方の中に、日本製へのこだわりがあります。BEAMS PLUSは、オリジナルファブリックを日本各地で作り、昨年から新潟・五泉市でニット産業を盛り上げる取り組みを熱心に行っています。こうしたそれぞれの想いと思考が共鳴したことがきっかけとなり、これから日本中を一緒に旅していきます。

まずは、先日6月10日に尾州で行われた活動の様子をお伝えします。11月に開催予定のBISHU FES.に向けて、BEAMSらしい審美眼による企画が進んでいます。世界三大毛織物産地である尾州エリアの毛織物業は、国内シェアの半分以上を占めているものの、生産量の減少や後継問題などの影響で工場の廃業が増え続け、他の産業と同じく深刻な課題に直面しています。そこで、尾州のモノづくりの未来を支えるであろう地元の高校生たちと、残反を使ったパッチワークデザインを行いました。

地元の方々と一緒に価値あるモノを作っていく、BEAMS PLUSが大事にしていることです。日本のモノづくりは衰退の一途を辿っています。またいつか回復すると楽観するよりも、未来のために行動をすることが、一歩づつでも前進していくことが、これからのMade in Japanを支えていくのではないでしょうか。

BEAMS PLUSと描く、日本のモノづくりのこれから、にぜひご注目ください!

プロフィール

Hanna

ハンナ|東京都生まれ。中学生の頃からのアメトラ好きが高じて、2021年に〈Tokyo Wednesday Club〉をスタート。ブランド名は敬愛する大滝詠一の楽曲「雨のウエンズデイ」と1978年のサーフィン映画『ビッグ・ウェンズデー』から。‘26年はニューヨークと東京にてポップアップを開催予定。

Instagram
https://www.instagram.com/tokyowednesdayclub/

Official Website
https://tokyowednesdayclub.com/