ファッション

道具みたいに丈夫なセーター。

2026年6月22日

WHOLE CITY BOY CATALOG


photo: Reiko Toyama (model), Yoshio Kato (items)
styling: Satoshi Kamei
grooming: Kenshin
edit: Minori Kitamura
2026年7月 951号初出

シェットランドセーター 参考商品(ジャミーソンズ/ヤヨイ☎03·3833·5238) コーチジャケット¥6,930(スナップンウエア)、バギージーンズ¥13,585(ネオブルー/ともにジャラーナ 下北沢☎080·6892·6616) ユーズドのジップフーディー¥2,900(デザートスノー 下北沢1号店☎03·5790·9601) ユーズドのTシャツ¥9,680(ピグスティ a⇄z ストア下北沢店☎03·6407·8229) サングラス¥35,600(ジェントルモンスター/エム☎03·6721·0406)

丈夫なセーターはくたびれるほどに。

 セーターはその昔、道具だった。例えばスコットランドのシェットランド諸島で漁師のために生まれたセーターは、凍てつく海の上で寒さを凌いだり、ときにコートに重ねて、トグルが網にひっかかるのを防いだり。そんなタフな道具は時代と共に素材や用途を変え、今やレストランで身なりを上品に見せてくれることすらあるわけだ。が、10年前に買ったシェットランドウールのそれに毛玉やヨレを発見してタンスに戻すなんてことをしていてはセーター人生、まだまだ甘い。すでに着倒した味が出ているから扱いはむしろ気楽で、マフラーみたいにギュッと巻いてみると耳から首まですっぽり覆えるし、いざ寒くなったら着込める。つまり道具として生まれた丈夫なセーターは、くたびれた頃にますます頼りになる。だから毛玉も愛おしい。

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