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カナダグースがなんだか変わったみたいだ。
Canada Goose
photo: Naoto Kobayashi
styling: Junichi Nishimata
grooming: Nori Takabayashi
edit: america
2026年7月 951号初出
2026年6月11日
シェルジャケット「ホライゾン レイン ジャケット」¥110,000、スウェットパーカ¥61,600、中に着たTシャツ¥36,300、スウェットパンツ¥55,000(すべてカナダグース/カナダグースジャパン☎03·6758·1789) 価格はすべて6月12日(金)以降の定価です。
スタンドカラージャケット「アクシス ジャケット」¥101,200、ポロシャツ¥42,900、中に着たTシャツ¥36,300、スウェットショーツ¥39,600、ソックス¥14,300、ハイカットレザースニーカー¥82,500(すべてカナダグース/カナダグースジャパン)
好きなものやスタイルってそうそう変わるものでもないけれど、というかそうだからこそ、いつだって自分をアップデートし続けるという意識は大事にしたい。
そんなことを考えていたせいか、ハイダー・アッカーマンの手で静かなる進化を遂げた、〈カナダグース〉が気になるこの頃。そのルーツである北極圏で鍛え抜かれた高い機能性とパフォーマンスは、シティボーイの生活に溶け込むように、しっかりと息づいているのだった。
例えばスウェットのセットアップに3レイヤーの「ホライゾン レイン ジャケット」の組み合わせは、自転車乗りの最適解といえる。軽くて防風・防水性に優れていて、カットもシルエットもモダンだ。あるいはゆったりフィットの「アクシス ジャケット」にポロシャツとショーツなんて、スポーティかつ上品で最高な週末。自然とニコニコしちゃう。
スタンダードなジャケットもばっちり更新されている。
コーチジャケット「リージェンシージャケット」¥93,500、ボーダーTシャツ¥39,600、中に着たTシャツ¥36,300、コットンビーニー¥30,800(すべてカナダグース/カナダグースジャパン☎03·6758·1789) ペインターパンツ¥16,500(リー/エドウイン・カスタマーサービス☎0120·008·503)
やっぱりワードローブとして頼りになるのは、時代を超越するスタンダード。この「リージェンシー ジャケット」は、クラシックなコーチジャケットをベースにしながら、トータルのバランスは、はっきりと現代的なのだった。
無駄のない研ぎ澄まされたディテールに、程よくゆったりとしたカットと、深みのあるカラーリング。つまりデザインが隅々まで行き届いた、ワードローブを更新するパワーのある新定番といえる。
なにしろ普遍的なアイテムゆえ、ぱっと見は気づけないかもしれないが、胸元には高い品質や機能性の証したる「アークティック ディスク」(通称「ディスク」)のワッペンも付いているし、きっと着たらわかるよ。ボーダーTシャツにペインターパンツなんて王道すぎるコーディネートも、どこか〝新しい〟と感じさせてくれたりする。
ロゴだって進化しているがクオリティの根っこは歴史に。
同色のプリントや、ブランドネームの刺繍など、この春からディスクやブランドロゴのデザインはますます多様に、あるいは洗練されている。「アークティック ディスク」という名のとおり、モチーフとなっているのは北極圏。極地で人を守り続ける意志と信頼性を示しているのかも。
1957年の設立当初から、極地の観測隊や森林警備隊といった過酷な環境で働く人々を守ってきたのが〈カナダグース〉。その象徴として、’80 年代に誕生した「アークティック ディスク」のワッペンは、優れた機能性やクラフツマンシップ、そしてユーザーたちからの確かな信頼性の証しでもあった。
このディスクのデザインも変化の時を迎えている。かつてもボディカラーと同色となる「トーナルディスク」が登場し話題を集めたことはある。が、ハイダー・アッカーマンがクリエイティブディレクターに就任すると、同色のプリントロゴ(もはやワッペンでもない)が登場。
ブランドの象徴すら大胆に更新し、アイテムのキャラクターやデザインはますますモダンに変化していく。ただし北極点とメープルリーフの図案はそのままだ。それはきっと歴史と信頼性を、変わらず受け継ぐ意志の表れなのではないか。歴史はこうして新たな章を紡いでいく。
1982年にカナダ人としてエベレストに初登頂した冒険家、ローリー・スクレスレット。その瞬間に着用していたのも〈カナダグース〉だった。このようなエピソードの集積こそが同ブランドの歴史でもある。ちなみにスクレスレットとはマイナス70℃にも耐えうる最高クラスの保温性(TEI5)をもつダウンジャケットも共同開発。
2024年に〈カナダグース〉のクリエイティブディレクターに就任したハイダー・アッカーマン。メゾンのアトリエやモードの世界で培ったファッションに対する造詣や愛情を、最上級のテクニカルウェアに注ぎ込んでいる。かくして生み出されたのは、フレッシュで機能的で楽しいコレクション。成果はたくさん。
ミニマルなジャケットは日本のために。
ジャケット「エルダー ジャケット」¥129,800、ロングスリーブTシャツ¥39,300、中に着たTシャツ¥36,300、ダブルニーダックパンツ¥70,400(すべてカナダグース/カナダグースジャパン)
かくして〈カナダグース〉は長足の変化の最中にあるのだが、さらに注目すべきニュースもある。それが「ジャパン エクスクルーシブ」コレクションのリリースだ。これまでも限定のアイテムが手掛けられることはあったが、ハイダー・アッカーマンがクリエイティブ・ディレクターとなってからは初めてのもの。気にならないって言ったら嘘になるね。
なかでもこの「エルダー ジャケット」は、通気性と撥水性を兼ね備えるリサイクルデュラフォース素材を使用し、ミニマルでいかにも都会的。つまりこれからのシティに暮らすのにもうってつけ。進化したカナダグースの〝いま〟を体現する一着ともいえるのだ。
インフォメーション
CANADA GOOSE
カナダグースジャパン ☎︎03·6758·1789
Official Website
https://www.canadagoose.jp
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