カルチャー

目指せGEEK WATCH図鑑!!! Vol.28

写真・文/ドナルド魔苦怒奈流怒

2024年6月30日

photo & text: Donald McDonald
edit: Yukako Kazuno

連載第28回目の今月は、GEEK WATCHの本店でもある『+R.I.P. STORE』が開店10周年ということで、お店の前のカフェギャラリースペースでGEEK WATCHミーティングを開催中。

私ドナルドのGEEK WATCHコレクションをお店の前のカフェギャラリーにて展示販売します。イベントに合わせて、遂に念願の腕時計ディスプレースタンドに着手。「腕時計のスタンドって素敵なのないよなぁ…」と、お思いのGEEK WATCH偏愛家の方々も多いと思います。僕もずっと探していましたが、安いプラスチックの感じか、やたらと値段が高いボックスタイプしか見つからず思い悩むこと数年。そうだ! ないなら造ってしまえばいいじゃないか。ということでGEEK WATCHスタンドの開発を半年前からスタート。と言っても全然アイデアが閃かず途方にくれていた時にLAから救世主のアーティストがお店にやって来たのです。

「はじめまして。これは冗談ではなく、僕の名前はジョーダンです。Jordan Azzowdです。押忍」というパンチの聞いた自己紹介と共に彼が携えていたのは、まさにGEEK WATCH STANDだった。

その時に彼がお店に持ち込んだのがこちら。カプセルトイを腕時計のケースに使うという斬新なアイデアさることながら、ロボットをモチーフにした台座のデザインも秀逸。それから半年あまり試行錯誤とミーティングを繰り返し遂に完成したのがこちら!!!

CADで出力したプラスチックでは強度に不安があったので鉄で整形。フロントにはGEEK(戯異工)、腕時計をセッティングするベースには時という文字をあしらいました。カプセルトイの半円を外して、腕時計を左横からスライドしてホールドできます。こちらもイベントでオーダー可能。

そして、記念イベントの目玉としてGEEK WATCH本店看板を製作。依頼したのはローブローアーティストの遊鷹さん。

モチーフと文字要素をお伝えしてほとんどお任せで描いてもらった看板がこちら。

震える完成度。遊鷹さんありがとうございました。こちらもイベントにて展示中です。イベントは7/7(日)まで開催中。GEEK WATCH偏愛家の方は是非お越しくださいませ。

インフォメーション

戯異工腕時計東京集会

ワタリウム美術館ミュージアムストアー@museumshop_onsundays 地下中二階カフェギャラリー

2024年6/25(火)〜7/7(日) 11:00〜20:00(会期中無休)

プロフィール

目指せGEEK WATCH図鑑!!! Vol.28

ドナルド魔苦怒奈流怒

改造士、映画監督、GEEK WATCH偏愛家。ワタリウム美術館のミュージアムショップ地下中二階にて、奇天烈な改造見世物小屋『+R.I.P. STORE』を営む。様々なマテリアルや手法を組み合わせてジュエリー、腕時計、プロダクト、舞台美術などを制作している。趣味的に始めてどハマりしたGEEK WATCHのコレクションは今や700本以上。現在『GEEK WATCH PEDIA』なる本を製作しようと目論み中。

Instagram
https://www.instagram.com/geekwatch_tokyo/