カルチャー

目指せGEEK WATCH図鑑!!! Vol.22

写真・文/久山宗成 a.k.a. Donald

2023年12月30日

photo & text: Muneaki Kuyama a.k.a. Donald
edit: Yukako Kazuno

22回目になる今回はTime flies! を痛感する年内最後のGEEK WATCH連載です。最近、東久留米の編集部に文鳥をお迎えした私ドナルドは鳥に対する興味と愛が大爆発。YouTubeのGEEK WATCH CHANNELもぜひご覧ください。

東久留米にお迎えした文鳥のぐりとぐら。右が冒険大好き、ぐり(桜文鳥♂️? 生後2ヶ月)左がおしとやか、ぐら(シナモン文鳥♀️? 生後2ヶ月)

と、カメラロールが文鳥のぐりとぐらに埋め尽くされております。そして、GEEK WATCHで鳥にまつわる腕時計をリサーチしている時に出会ったのがこちらの腕時計。

全米オーデュボン協会が昔に販売したヴィンテージの〈SINGING BIRD〉。2時の位置のボタンを押すと以下の4種類の野鳥のさえずりの音声データを再生出来る腕時計なんです。

①American Robin/アメリカンロビン
②Song Sparrow/ウタスズメ
③House Wren /イエミソサザイ
④Northern Cardinal /キタコウカンチョウ 

ジョン・ジェームズ・オーデュボン(英名:John James Audubon フランス語:Jean-Jacques Audubon)1785年4月26日〜1851年1月27日。アメリカ合衆国の画家・鳥類研究家。北アメリカの鳥類を自然の生息環境中で極めて写実的に描いた博物画集『アメリカの鳥類』(Birds of America, 1838年)によって知られる。(Wikipediaより抜粋)

鳥の鳴き声が4種類も聴けるだけでも凄いのに、鳴き声もクオリティーが高いから驚きです。ただ、大きな問題がひとつ! 国内にはこの腕時計は絶望的に流通しておらず仕方なく海外から輸入するも5個のうち4個は故障。完動品を手に入れることがかなり難しいんです。ただ、この腕時計を鳴らすと文鳥さんたちも一瞬でこちらを向くので、バードコイルのように鳴らして楽しめます。

現在この腕時計の日本版を企画中。ボタンを押すとウグイス、ホトトギス、カラス、鳩などの日本の鳥の鳴き声が聴こえる腕時計を日本野鳥の会とコラボで出せないかと真剣に考え中です。実現の可能性が大きくなったらまたお知らせします。最後にぐりとぐらから幸せの鐘の音色をプレゼント。

それでは皆様良いお年をお迎え下さいませ。

プロフィール

ドナルド魔苦怒奈流怒

久山宗成 a.k.a. Donald

くやま・むねあき | 改造活動家、企画編集者、GEEK WATCH偏愛家。ワタリウム美術館のミュージアムショップ地下中二階にて、2014年より改造見世物小屋『+R.I.P. STORE』を営む。様々なマテリアルや手法を組み合わせてジュエリー、腕時計、プロダクト、舞台美術などを制作している。趣味的に始めてどハマりしたGEEK WATCHのコレクションは今や700本以上。現在『GEEK WATCH PEDIA』なる本を編集中。

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