ライフスタイル

部屋とシティボーイ。Vol.8/TAIPEI

世界中から集めた8部屋のサンプル。最後は、台北のエプロンデザイナーの部屋!

2021年12月18日

photo: Kat Leung
illustration: Masayoshi Suzuki
coordination: Chia-Hua Chiang
edit: Hiroko Yabuki
2018年2月 850号初出

植物を育み、愛をもらう。
気鋭のエプロンデザイナーの部屋はポジティブなバイブスで満たされていた。

アイザック・チャンの部屋
アイザック・チャン|1986年、台湾生まれ。台北の実践大学でデザインを学ぶ。2013年に〈Temperature(溫度物所)〉をローンチ。

 「台北のエプロンデザイナー」って響きが、まずいい。スキンヘッドが似合うイージーゴーイングなヤツだけど、サヴィルロウ最古のテーラー〈ヘンリー・プール & Co〉で働いた経歴も持つアイザック。「30軒以上内見してやっと見つけた」という住まいは築40年のアパート。アトリエも兼ねているから、パターンを引いたりデザイン画を描くのもココ。時には夜なべしてチクチク、なんてことも。「植物のデコレーションの仕事もするから、24時間、緑に囲まれてるね。とくにシダ植物。あの細長い葉っぱを眺めてると前向きになれるんだ。って僕、暗い奴みたい?(笑)」。いやいやわかります、その気持ち。植物は究極の癒やし。忙しいシティボーイ諸君、ぜひお手本に!

-WORKING DESK-

アイザック・チャンの部屋
100㎡あるスペースの半分をアトリエ、残りをプライベートとざっくり使い分け。このウッドデスクはオフィスワーク用。部屋のちょうど真ん中にあり、2つの空間を区切る役割も。

-WORKSPACE-

アイザック・チャンの部屋
大きなアイアンデスクでエプロンのデザインワークを。奥にはミシンもある。相棒はビジネスパートナーのウェイン。

-LIVING ROOM-

-BEDROOM-

アイザック・チャンの部屋
「ベッドルームでは寝ることに徹したいから、余計なものは置かない主義」。右から〈Nowhere Studio〉〈IKEA〉〈MUJI〉のラックを組み合わせ、洋服収納に。
アイザック・チャンの部屋
「ベッドルームでは寝ることに徹したいから、余計なものは置かない主義」。右から〈Nowhere Studio〉〈IKEA〉〈MUJI〉のラックを組み合わせ、洋服収納に。

-KITCHEN-

House Layout

AREA |台北・信義区
SPACE |2LDK 100
REMARKS |台湾一の夜遊びスポットとして知られるエリアのアパートに、1年半前に引っ越した。家賃は日本円で約11万円と、広さがある分、台北ではややお高め。水回りはきれいに改装されている。玄関を入るとすぐ部屋という無駄のない間取り。セカンドベッドルームは倉庫として活用。