部屋とシティボーイ#6 / COPENHAGEN
世界中から集めた8部屋のサンプル。第6回は、コペンハーゲンのカメラマンの部屋!
2021.11.26(Fri)
photo: Rasmus Rønne
illustration: Masayoshi Suzuki
coordination: Chieko Tomita
text: POPEYE
2018年2月 850号初出
スッキリしているようで、実は全然していない。
DIY欲も旺盛。これが北欧のリアルな暮らしかも?

木の温もり、白、ブルー、グリーン。トーンを統一しているから、ベンジャミンの家は一見するとスッキリしていて「北欧らしいね」と思ったけれど、「スッキリ」というのはその真骨頂ではないのかも。部屋をよくよく見ると、椅子やソファが多過ぎてビックリ。しかも、どれもこれも違うデザインで、ダイニングもバラバラ。曰く、「部屋をよりダイナミックに演出したいからね。どれも同じなんて、無難で退屈だ」。コージーでスマートな家って印象だったけど、随分アツいことを考えていたんだね。自身の仕事柄なのだろうけど、聞くほどに家の中は物だらけ。壁もランプも自分で塗っていた。落ち着いた暮らしぶりなのに、部屋はこんなに濃密だったとはね。
-DINING ROOM-


-LIVING ROOM-

–BEDROOM-


-KITCHEN-
-HIS PHOTO-


AREA |コペンハーゲン・ノアブロ
SPACE |1LDK 75㎡
REMARKS |同じ勤め先のプロダクトデザイナーであるマリエと、マンションで暮らす。ロンドンの『PRINTED PAGES』誌やジェフ・マクフェトリッジの作風、深いグリーンを視覚的にとても好む。