スッキリしているようで、実は全然していない。
DIY欲も旺盛。これが北欧のリアルな暮らしかも?

木の温もり、白、ブルー、グリーン。トーンを統一しているから、ベンジャミンの家は一見するとスッキリしていて「北欧らしいね」と思ったけれど、「スッキリ」というのはその真骨頂ではないのかも。部屋をよくよく見ると、椅子やソファが多過ぎてビックリ。しかも、どれもこれも違うデザインで、ダイニングもバラバラ。曰く、「部屋をよりダイナミックに演出したいからね。どれも同じなんて、無難で退屈だ」。コージーでスマートな家って印象だったけど、随分アツいことを考えていたんだね。自身の仕事柄なのだろうけど、聞くほどに家の中は物だらけ。壁もランプも自分で塗っていた。落ち着いた暮らしぶりなのに、部屋はこんなに濃密だったとはね。
-DINING ROOM-


-LIVING ROOM-

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安価またはタダの謎めいたモノがアチコチに。これはNYでゲット。色がお気に入り。 -
デンマークの花瓶とワゴン。それぞれメッテ・デューダール、ハンス・ブリング作。 -
キャラメルペーストはいつも自家製。
–BEDROOM-


-KITCHEN-
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クネッケパンの丸い箱や調味料の容器など、キッチンにはデザイン性の良いものをシンプルに置くようにしている。 -
コーヒーは〈ケメックス〉でハンドドリップだけじゃなく、〈ビアレッティ〉でエスプレッソも満喫。豆は北欧で評価の高い、故郷・オーフスの焙煎所「La Cabra」からお取り寄せ。Field Notesのメモパッドに、いつも味をメモしている。
-HIS PHOTO-

House Layout

AREA |コペンハーゲン・ノアブロ
SPACE |1LDK 75㎡
REMARKS |同じ勤め先のプロダクトデザイナーであるマリエと、マンションで暮らす。ロンドンの『PRINTED PAGES』誌やジェフ・マクフェトリッジの作風、深いグリーンを視覚的にとても好む。