日本の伝統色が、四季折々の自然や暮らしに基づくように、街に溢れる色はその土地の風土や営みを表している。そんな日常の色彩に目を向けた〈HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE〉の2026年春夏コレクションは、筆を携えながら旅したデザイナーチームのイタリアでのフィールドワークをもとに作られたものだという。本展では、そんな服の作り手たちのリサーチの様子が公開される。市場に並ぶ地元の野菜、経年とともに深みを帯びた建物、刻々と変わる海面など、街の各所から200種類以上に及ぶ色彩を採集。その中から選ばれたとっておきの44色は、ブランドの象徴である独自のプリーツ生地に落とし込まれ、コレクションにも展開。美しいファブリックの上で踊る豊かな色彩は、単なる視覚的要素ではなく、イタリアの街の情景やそこで営まれる生活をも含む。〈HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE〉のピースは、シンプルな作り故にその色彩の魅力が発揮されるが、そのソースとなる情景や記憶が結びついた本コレクションでは、その味わいをより一層感じられるはずだ。
重ね塗りをするなど、調色を繰り返すことで出来上がった色見本は、まさにイタリアの街の空気や時間の移ろいそのものを物語っている。
インフォメーション
Amid Impasto of Colors ―積み重なる色―
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
会期:3月14日(土)〜4月12日(日)
時間:10:00〜19:00
休み:火曜
料金:無料
Official Website
https://www.isseymiyake.com/blogs/news/18434
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