フード

牛乳で作るきのこのポタージュ。

どのみち毎日食べるから。Vol.28

どのみち毎日食べるから。

artwork: Ryuto Miyake
photo: Kazuharu Igarashi
cooperation: Yu Kokubu

2025年10月31日

発売中!

牛乳で作るきのこのポタージュ。

『はじめの自炊帳』

連載「どのみち毎日食べるから。」が書籍化!
醤油、塩、砂糖、みりんなど基本の調味料で作る、ずっと飽きないスタンダードな31品を掲載。特別なテクニックも食材も使わず、誰でもとびきりおいしい料理が作れる料理入門書です。

『はじめの自炊帳』

 生きているかぎりどのみち毎日触れ合う料理。自らの手でおいしく作れる知恵があれば、これからの人生、楽しくなるはず。このポッドキャストは料理家の土井光さんに、自分や家族が毎日食べて「あぁ、オイシイ」としみじみ感じる料理を教えてもらう番組。特別なテクニックも食材も不要。10分前後の音声を聴けば誰でも作れるメニューばかりだから、近所のスーパーに向かう道中にでも聴いてほしい。第二十八回は、牛乳で作るキノコのポタージュ。

「キノコを手で割いて牛乳でさっと作る即席ポタージュです」(土井光)

MEMO

材料は、舞茸、牛乳200ml、バター20g、小麦粉20g、パセリ、塩。

パセリをきざむ。

舞茸を手で細かく割いて小さい鍋に入れる。

少し塩を加えてバターで炒める。

舞茸に火が通ったらバターと同量の小麦粉を入れて炒める。

焼き目がついてきたら牛乳を少しずつ入れていく。

スープにとろみがついてきたら胡椒をかける。

完成!

POPEYE

鍋以外の方法でキノコが食べたいとストレートな気持ちを伝えたところ教えてくれた、今回の即席ポタージュ。手で裂いたキノコ
を小麦粉と牛乳とバターで炒めるだけで、旨みや香りが凝縮されたキノコのエスプレッソのような味わいに。パンにつけたり、パスタと和えたり、どう調理してもおいしくなる秋のソースになっていた。キノコのキャラクターも際立つから、旅先で出会ったキノコをこのポタージュにして楽しんでみようと思う。

プロフィール

牛乳で作るきのこのポタージュ。

土井光

どい・ひかる|1991年、大阪生まれ東京育ち。三ツ星レストランや老舗菓子店に勤め、在仏7年後帰国。現在は父である土井善晴の事務所に勤務。大学や調理師学校の講師、コラム執筆、フランスと日本文化をつなぐイベントなど行う。趣味はマラソン。

Instagram
https://www.instagram.com/hikaru___doi/