海外旅行中、駅の案内表示を探しながら、必死に正しい電車を探しているときに感じる、異国をサバイブするヒリヒリ感。日本語とかなり離れている言語の国はもちろん読めないというのもあるし、そもそもデザインのシステム自体が全く異なる。情報伝達のツールであるデザインの根本が異なれば、やっぱり慣れ親しんだ感覚から遠い場所にいる感覚になるというもの。先述の案内表示はもちろん、書籍や雑誌、街中の壁に貼られたポスター、国章に至るまでに散りばめられたグラフィックデザインは、国のアイデンティティを形成する機能を持った要素なのだ。
『駐日チェコ共和国大使館』内にある『チェコセンター東京』で開催中の「identita – the story of Czech graphic design」は、現在チェコ(およびチェコスロヴァキア)のグラフィックデザインがどのように生まれ、機能したかを紹介するもの。チェコは国家としての独立や二度の世界大戦、二度の全体主義体制を経験し、さらには社会主義的な計画経済から市場経済への移行も経た国。異なる文化や歴史、政治的背景を持つ国だからこそ、グラフィックデザインにも注目したい。チェコの街を旅する感覚で、ぜひ足を運んでみよう。
インフォメーション
identita – the story of Czech graphic design
会場:チェコセンター東京(東京都渋谷区広尾2-16-14 チェコ共和国大使館内)
会期:2025年12月4日(木)〜2026年1月30日(金)
時間:10:00~19:00
休み:土、日、祝、2025年12月24日(水)~2026年1月4日(日)
料金:無料
Official Website
https://tokyo.czechcentres.cz/ja/program/identita
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