フード

くたくたにしないラタトゥイユ。

どのみち毎日食べるから。Vol.26

どのみち毎日食べるから。

artwork: Ryuto Miyake
photo: Kazuharu Igarashi
cooperation: Yu Kokubu

2025年8月29日

発売中!

くたくたにしないラタトゥイユ。

『はじめの自炊帳』

連載「どのみち毎日食べるから。」が書籍化!
醤油、塩、砂糖、みりんなど基本の調味料で作る、ずっと飽きないスタンダードな31品を掲載。特別なテクニックも食材も使わず、誰でもとびきりおいしい料理が作れる料理入門書です。

『はじめの自炊帳』

 生きているかぎりどのみち毎日触れ合う料理。自らの手でおいしく作れる知恵があれば、これからの人生、楽しくなるはず。このポッドキャストは料理家の土井光さんに、自分や家族が毎日食べて「あぁ、オイシイ」としみじみ感じる料理を教えてもらう番組。特別なテクニックも食材も不要。10分前後の音声を聴けば誰でも作れるメニューばかりだから、近所のスーパーに向かう道中にでも聴いてほしい。第二十六回はくたくたにしないラタトゥイユ。

「素材ごとに焼くことで、一気に煮込むのとは違う野菜の旨みが感じられます」(土井光)

MEMO

トマトと好きな野菜、そして今回はベーコンも用意する。野菜はズッキーニ、玉ねぎ、赤ピーマン、なす。そして、皮付きのにんにく。調味料は塩、胡椒。お好みで醤油や砂糖を加える。これで3〜4人前。日持ちするので2日は楽しめる。

約150gのベーコンを大きめに切る。旨みが出るので厚切りベーコンがおすすめ。

皮付きのまま潰したにんにくとベーコンを炒める。

トマトを切る。結局崩れるので切り方はこだわらなくてOK。

ベーコンに焼き目がついたらトマトを投入。弱火で放置する。

トマトとベーコンを煮ている間に野菜を切る。玉ねぎは1.5cmくらいでざく切り。

フライパンを用意して塩をふり炒める。

ズッキーニと赤ピーマンを切る。

玉ねぎに焼き色がついてきたら、トマトとベーコンが入っている鍋に投入。

玉ねぎを炒めていたフライパンに油を入れてズッキーニと赤ピーマンを炒める。このとき塩も加える。

なすを切る。

ズッキーニ、赤ピーマンに火が通ったら鍋に加える。様子を見てときどき混ぜる。

なすも塩をふって炒める。

炒めたら鍋へ。

潰さないようにふわっと混ぜる。

蓋をして10分煮込む。このタイミングでタイムやローズマリーなどのハーブ類を入れるとより本格的に。

火を止めて余熱をとる。食べる前に味見をして塩、胡椒、砂糖などで調整をする。醤油を足すのもおすすめ。

完成!

POPEYE

素材ごとに焼くという一手間によって、各野菜の食感や味がしっかりと残って、パッと見は同じでも、食べると五感の刺激され方が全然違った。どちらかというと「焼き野菜とベーコンのトマト和え」と言ってもいいようなメニューで、食べ応えが増した印象。次はズッキーニをもっと大きく切ってみようとか、玉ねぎに塩を多めにふってみようとか、細かなカスタムを無限に楽しめそう。切り方、火の入れ方で違う表情が出てくるという料理の奥深さも味わえる夏の救世主だ。

プロフィール

くたくたにしないラタトゥイユ。

土井光

どい・ひかる|1991年、大阪生まれ東京育ち。三ツ星レストランや老舗菓子店に勤め、在仏7年後帰国。現在は父である土井善晴の事務所に勤務。大学や調理師学校の講師、コラム執筆、フランスと日本文化をつなぐイベントなど行う。趣味はマラソン。

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