ライフスタイル

今月の欲しいもの。

POPEYE編集部が選んだ今月の欲しいものを、本誌から抜粋してお届け。

2024年9月27日

僕らのチープシック2024


photo: Hirokazu Kobayashi
text: Ku Ishikawa, Shintaro Kawabe, Yutaka Aoki, Neo Iida
2024年10月 930号初出

1. UGG®

ブーツ¥27,500、スリッポン¥22,000(ともにアグ®/Deckers Japan☎0120·710·844)

 突然だけど環境再生型農業って知ってる? 農地の土壌を健康に保つだけでなく、自然環境を回復させることを目的とした農法のこと。そんなサステナブルな農場から得た素材で作られる〈アグ〉のラインがリジェネレイトコレクションだ。軽量なサトウキビ由来のアウトソールを搭載しているだけにクッション性や反発性も申し分ないし、ライニングもふわふわ。ブーツタイプもいいけれど、定番のタスマン型は朝の愛犬の散歩にも大活躍。

2. GUCCI

¥484,000(グッチ/グッチ クライアントサービス☎0120·99·2177)

 昨年、〈グッチ〉のクリエイティブ・ディレクターに就任したサバト・デ・サルノのメンズデビューコレクションがついに。アウターウェアのヴィンテージを熱心にコレクションするという氏らしく、クラシックなピーコートを再解釈。深いベントから覗くウェブ ストライプや、肩の傾斜など、シンプルながら、着れば極めてモードな雰囲気となる。

3. MARIMEKKO

黒/¥5,280、緑/¥3,960、オレンジ/¥5,280(すべてマリメッコ/ルック ブティック事業部☎03·6439·1647)

 本誌930号でフィンランドの首都ヘルシンキにお邪魔して大好きになった〈マリメッコ〉。メンズなら、クリエイティブディレクターのレベッカ・ベイも愛用するボックスシルエットのシャツ「Jokapoika」が特にかっこいい。その柄こそ、1953年にヴオッコ・エスコリン=ヌルメスニエミがデザインした「Piccolo」。器に落とし込んでも、やっぱりこの筆使いが洒落てる。

4. TOM FORD

¥110,000(トム フォード/トム フォード ジャパン☎03·5466·1123)

 この秋はグレンチェックからはじめよう。〈トム フォード〉らしいスリムフィットな一枚は着ているだけでジェントルマンな気分となる。上品に起毛させたコットンネルは、肌触りも抜群。待ちきれずに一枚で羽織ってしまったけど、それもまた心地よかった。

5. LACOSTE

ポロシャツ¥24,200、ニット¥34,100(ともにラコステ/ラコステお客様センター☎0120·37·0202)

〈カルバン クライン〉などを渡り歩いたペラジア・コロトロスが〈ラコステ〉のクリエイティブ・ディレクターに就任してはや1年半。このカプセルコレクションをはじめとする服が今秋、お店に並ぶ。定番のポロシャツにはふんわりとした風合いのダブルフェイスコットンピケを使用し、ワイドシルエットからストリートなムードが漂う。混紡染めの糸で編まれたニットは、淡いグラデーションにうっとり。

6. BLINK

キャップ各¥9,900、サーマルニット¥16,940〜18,920(すべてBLINK/In part☎03·6240·1724)

「僕のブランドで大好きなサーマルをメリノウールで作りました」と『インパート』のオーナー・石幡瞬さん。COOLMAXを混紡することで、メリノの性能からより一層蒸れを軽減させ、耐久性もアップ。しかも普通のサーマルより保温性も抜群。9.25オンスの程よく肉厚のコットンキャンバス地の新作キャップはちゃんとアメリカ製。

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