フード

ガツンと行こうぜ。

平野紗季子さんがお届けする「イートアップガイド'26 for デート。」

2025年12月24日

ガールフレンド '26


photo: Kazufumi Shimoyashiki
text: Nozomi Hasegawa
2026年1月 945号初出

ほくほく顔で口を大きく開けて、ガブリ。いっぱい食べる姿もきっと愛おしくなる。

Sabasu(赤坂)

季節のスペシャルのリコッタサラタ(¥3,000)。仕上げにチーズたっぷり、が嬉しい。

 14歳からピザ一筋。南オーストラリアのアデレードで職人として腕を磨いたルーク・サバスさんは、2023年から日本を拠点に、天然酵母のサワードウピザを作っている。「生地の食べ心地がたまりません。イタリアンとはまた違う、オリジナルな具材の組み合わせも楽しい。季節によっても食材が異なるので『冬はこんなピザがあるよー』なんて、好きな人を誘いやすいかも」(平野)

コチュジャンの辛味が効いた海苔タコ¥3,000

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ガツンと行こうぜ。

Sabasu

3日ほどかけて自然発酵させた生地はモチフワ。店内は天井が高く開放的。

◯東京都港区赤坂6-13-5 03·6230·9954 11:30〜14:00・17:00〜22:00(木・月は17:00〜の営業のみ) 火・水休

Instagram
https://www.instagram.com/sabasu_akasaka/

TEDDY BROWN(広尾)

黒毛和牛と目玉焼きを挟んだTB BURGER(¥1,900)は自家製テリヤキソースが決め手。

「人生最高のハンバーガーを更新したと思ったほど。オーナーの大矢貴博さんは、もともと焼き肉屋を営んでいたので和牛の扱いが上手なんです。お肉が甘い和牛はソースを含めて最高のバランス」(平野)。マッシュポテトを練り込んださっくり食感のバンズをはじめ、マヨネーズやピクルスも自家製。その探究心によって、訪れるたびに“美味しい!”の深化を味わえるのだ。

卵サラダどっさりのTEDDY BURGER ¥1,900

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ガツンと行こうぜ。

TEDDY BROWN

ロゴは藤原ヒロシさんがデザイン。茨城県産「デストロイヤー」の絶品フライドポテトは濃厚でホクホク、そして甘い。

◯東京都渋谷区広尾5-1-18 03·6409·6210 11:00〜21:00 不定休

Instagram
https://www.instagram.com/teddybrown_tokyo/

您好(幡ヶ谷)

焼く前に水で溶いた上新粉を潜らせることでカリッとした食感に。焼き餃子¥1,300

「焼き、揚げ、水と3種の餃子はどれもうますぎ! 目の前で餃子が包まれ続ける様子が見られる厨房の周りはアリーナ席です。丸テーブルで相席になることもあるので、それさえも楽しめる間柄のふたりにおすすめ」(平野)。一晩寝かせたモチモチの皮で包むのは、プリッと歯応えのある豚肩ロースの餡。にんにくが入っていないので、デートでの利用には嬉しい。

注文が入ってから包むという水餃子¥1,300

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ガツンと行こうぜ。

您好

店主の野坂由郎さんいわく、「焼き&揚げ餃子はひだを重ね、水餃子はひだが重ならないように包むとそれぞれよりいい食感になる」。

◯東京都渋谷区西原2-27-4 2F 03·3465·0747 17:00〜
22:00(LO21:00) 日・月休