浮世絵の風景画の片隅には、楽しそうに旅をしたり、仕事に励んだり、美食に舌鼓を打ったり……愛嬌にあふれ、どこか味わい深い“おじさん”たちの姿が描かれている。そんなおじさんたちに焦点を当てた展覧会が、原宿の『太田記念美術館』で開催中だ。
歌川広重をはじめ、葛飾北斎、歌川国芳、小林清親など、作風も時代も異なる絵師たちによる約150点が一堂に会する、まさに“おじさんフェスティバル”。誰もが知る浮世絵の名作も、あえておじさんに注目して眺めてみると、表情や仕草、服装の描き分けなど、これまで見過ごしていた細部の魅力が浮かび上がる。絵の隅にさりげなく描かれたおじさんたちは、絵師が肩の力を抜いて筆を走らせた存在でもあり、それぞれの個性、緻密な観察力、描写力までもがにじみ出ていて見ていて楽しい。
タイトル通り、全作品の主役はおじさん! 旅を満喫する人、ひょうきんな宴会芸で場を盛り上げる人、荷を運ぶ飛脚や人足として働く人など、個性豊かなおじさんたちが大集合。主役級の名脇役を探しながら展示を楽しもう。
インフォメーション
浮世絵おじさんフェスティバル
会期:前期 1月6日(火)~2月1日(日)、後期 2月5日(木)~3月1日(日)
休館:毎週月曜日、1月13日、19日、26日、2月2〜4日、9日、16日、24日
開館時間:10:30~17:30(入館は17時まで)
入場料:一般1000円、大高生700円、中学生(15歳)以下無料
場所:太田記念美術館 東京都渋谷区神宮前1-10-10
Official Website
https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/ukiyo-e-ojisan-festival/
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