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〈L.L.Bean〉と春のシティライフ。
〈エル・エル・ビーン〉のジャパンエディションを、街の服好きたちはどんなふうに着こなすかな?
2024年3月8日
photo: Mai Kise
styling: Kazuro Sanbon
text: Shintaro Kawabe
2024年4月 924号初出
「街着としての理に適ったデザインが素敵です」
荒井結生さん(29)
『UNDER THE SUN』スタッフ
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/DMA-L1009240.jpg)
ナイロンジャケット¥25,300、中に着たジップアップフーディー¥12,100、グルカパンツ¥15,400(すべてエル・エル・ビーン ジャパンエディション/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター☎0422·79·9131) その他は私物
髪を切るついでに、スウェットやデニムなど、普段着にちょうどいいアメリカのレギュラー古着を買える池尻大橋のヘアサロン兼古着屋さん『UNDER THE SUN』。ショップスタッフの荒井さんがまず着てくれたのはナイロンブルゾン。撥水性とストレッチ性を備えたリップストップナイロンを採用したアイテムだ。「たっぷりな身幅で丈が短めという今っぽいサイジング。キャンプなどのアウトドアで着るような服をシティウェアとしてデザインに落とし込んでいるのが最高です」と話す。荒井さんはこの春、音楽制作にチャレンジする予定。今回登場してくれた源田さんもメンバーの4人組バンド、「WHEN I GROW UP」でベース担当。「演奏だけでなく、音源も作ってみたいと思っていて。最近は先輩から譲り受けたMacのデスクトップで勉強中です」。長時間のデスク作業には、もうひとつ着てくれたジップアップのパーカが大活躍間違いなし。
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/DMA-L1009183.png)
ジップアップフーディー¥12,100、ストライプシャツ¥15,400(ともにエル・エル・ビーン ジャパンエディション/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター) ダブル・エル・チノ¥8,690(エル・エル・ビーン/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)
「サイクリングウェアとしても着られそうなくらい軽快ですね」
源田伸一郎さん(25)
コーヒースタンド『Sniite』スタッフ
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/DMA-L1009357.jpg)
ストライプシャツ¥15,400、中に着た半袖のストライプシャツ¥13,200、グルカパンツ¥15,400(すべてエル・エル・ビーン ジャパンエディション/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター) その他は私物
下馬のコーヒースタンドで働きながら、昨年結成した4人組バンドでボーカルと楽曲制作を行う源田さん。彼の息抜きは、〈パナソニック〉のオールドフレームで組んだ愛車のロードバイクで街を走ること。だからいつもアクティブなスタイルで過ごしている。そんな彼に、シャツ・オン・シャツの着こなしと、ナイロンジャケットとパンツのセットアップを着てもらった。「このシャツ、シルエットが程よくゆったりなので走行中に風が抜けて快適ですし、ジャケットは、裾のドローコードを引っ張ればショート丈の丸いシルエットが完成するから服がもたつく煩わしさもない。ペールトーンも春らしくて軽やかですよね」
そんな源田さんはこの春、さらに友人とサッカーのYouTube番組を立ち上げようとしている。「目標は、2026年に北中米で開催されるワールドカップの現地取材ですね。制作に携わってくれるメンバーも募集中です!」
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ジャケット¥19,800、パンツ¥16,500、肩に掛けたハーフジップスウェットシャツ¥10,890(すべてエル・エル・ビーン ジャパンエディション/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター) 手に持ったボート・アンド・トートバッグLサイズ¥10,890(エル・エル・ビーン/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター) その他は私物
「〈L.L.Bean〉との出合いは高校時代ですね」
原田海斗さん(25)
フレームビルダー、『PATH BACKYARD』スタッフ
「工房で一日中作業するときに、〈エル・エル・ビーン〉のようなヘビーデューティな服は欠かせません」と話すのは、競輪選手のための自転車フレームを作る原田さん。1924年に作られたハンティングコートをベースにしたフィールドコートがよく似合っている。もうひとつ、着てもらったTシャツにプリントされたクラシックなカタディンロゴを見て「アウトドア好きのおじいちゃんからもらった〈エル・エル・ビーン〉のトートバッグで高校時代、通学してたんですよ」とも教えてくれた。さすがアメリカの老舗らしいエピソードだ。原田さんは去る2月、幡ヶ谷の自転車屋『WOOD VILLAGE CYCLES』の姉妹店として祐天寺にオープンした『PATH BACKYARD』のスタッフとして店作りから関わってきた。「僕らが店に立つので、買えるだけじゃなくてフレームの加工や複雑な修理も受け付けます」。ますますヘビーデューティな服を着る日が増えそうだ。
![](https://popeyemagazine.jp/wp-content/uploads/2024/03/DMA-L1009565.png)
フィールドコート¥26,400、デニムジャケット¥23,100(ともにエル・エル・ビーン ジャパンエディション/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター) 中に着たタートルネックシャツ¥5,390、ラバーモック¥16,500(ともにエル・エル・ビーン/エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター) ユーズドの〈ナイキ〉のスウェットパンツ¥14,080(SHINO clothing store☎03·6416·8652)
インフォメーション
L.L.Bean
エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター ☎0422·79·9131
Official Website
https://www.llbean.co.jp/japanedition/
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