家で楽しめそうなチェコ産のペーパークラフト。"買って終わり"じゃないモノっていいよね。

カルチャー

Bazaar Report at Jiyugaoka Hikarigai

ポパイウェブバザーで売ったモノと買ったモノ。

2023年9月2日

cover design: Ken Kagami(DOW!?)
photo: Hiroshi Nakamura
narrator: Tomoe Miyake
edit: Yu Kokubu

 モノについてあれこれ喋っている不定期配信ポッドキャスト『これDOW!?』。今回の配信では、先週(8月21、22日)に「自由が丘ひかり街」にて開催された<POPEYE Web Presents Bazaar Vol.1>というバザーについて、主催者であるPOPEYE Webの編集チームの皆さんをゲストに迎えて、実際どんなモノを出品していたのか? などを詳しく聞いてみました。視聴は以下のリンクから!

※今回バザーに出品されていた商品の一部はページ下のPHOTO GALLERYにて

PHOTO GALLERY

デスクトップでご覧いただくとちょっとだけいい感じに見れます。

ギャラリー
内観。ひかり街の一画をレンタルして、POPEYE Webに関わるライターや編集者らが「自分にとって大切な品々」や「みょうに捨てられないから誰かもらって!」みたいなモノを持ち寄って開催された2Days。
オブジェ
まずはこいつと目が合った。
シンセサイザー
1977年製<ヤマハ>のアナログシンセサイザー『CS-10』やアンプなど。
ギャラリー
10000円のジョン・トラボルタ・シャツ〜1000円のランタン〜100円のセーラームーン〜0円のガラクタまで、ザ・玉石混交。
レコード
(左)『JIVE/FIRST LETTER』、カバーは小林泰彦。(右)『ゴダイゴ/M.O.R』、カバーは河村要助。右上ちらりの<アディダス>はアーサー・アッシュの後継モデル的な立ち位置の古い『MATCH PLAY』。
ブックエンド
POPEYE Web内の「深遠なる『オサムグッズ』の深い森。」という記事で紹介された<DUSTY MILER>ブックエンドのイエローバージョン。その他、古いソンベ焼きの器やクシー君人形も鎮座。
バッグ
(上)デッドストックのBag Handle。ハンドル下部にニットを編み込めばオリジナルバッグの完成!という代物。(下)神戸を中心に関西圏で展開される「いかりスーパー」の収納式ナイロンバッグ。あつっ。
シュガーポット
(左)売れ筋感がプンプン漂っていたナイスカラーの<Russel Wright>シュガーポット。右上のバリバリ財布はサーフブランドのモノが多かったかな。(右)古そうな<SCOTCH>の缶。……けど、固くて蓋が開かないというめちゃくちゃバザーっぽい商品だった。
本
<Michael Graves>のプロダクト各種&仕事集コーナー。横にはラリー仕様のワーゲンプラモデル。
絵画
大正時代のアヴァンギャルドアーティスト神原泰の晩年(1980年代)の肉筆画。
テニスラケット
「意外とレアなので目玉商品だった。」という『プロスタッフ』のロジャー・フェデラーモデルは確かに珍しいオールブラック。
レコード
“ブルースの母”ことMa Raineyの10インチ10枚入り冊子付きボックスセット。
ハンカチ
レザーの端切れ。金色。購入者はお直しの当て布に使うそう。下の1960〜80年代のハンカチ群は一枚一枚めくるのが楽しかった。
ギター
伝わりにくいけどかな〜り絶妙に小ぶり(たぶん2、3フレッド少ない)なサイズ感で、<Fender>でアコギというナイスアイテム。ナイロン弦を張って遊びたい。
ギャラリー
本棚上部には、お客さんが本を持ち寄ってこの中の本と交換できる「交換ブックシェルフ」を設置。左上には大人の背中くらいでかいスペシャルブック『ZASSHI』(野坂昭如+東西南北縦横斜めの会・編(集英社)/1997年)という名の雑誌! 
本
本棚からザッとひとつかみ。佐野元春責任編集の雑誌『THIS』や、POPEYE Webスタッフらが好きな画家・川端実のカバーが目を引く『白い人・黄色い人』や、記事にもなった『平戸廉吉詩集(平戸廉吉詩集刊行会)/1931年』など。ちなみにこんな記事→ https://popeyemagazine.jp/post-72073/ 真ん中の表紙で「anan」読んでるのナイス、そして水石好きも逃さない。
オブジェ_鳥
チュールチュール♪(予想)
レコード
レコード店で出合う最初の敷居「アノ壁のアレ聴いてみたいのですが……」という小さな緊張感を演出すべくちょっと無理やり天井付近にもレイアウト。伊藤重夫『踊るミシン』のワンシーンがあしらわれた曽我部恵一『永久ミント機関』やテリー・ジョンスンジャケなど色々。
ギャラリー
壁際のサーフボードはテッド阿出川のレーベルより。左側の飛び出ている冊子はEnzo Mari。
雑誌
その脇には『MOMO 5号(ソノシート付き)』が。羽良多平吉による装丁。『激写』もちょい気になった。
キーホルダー
キーホルダー下のトレイは1990s<IKEA>。右側にはブラジルの覆面ポルノコミック作家カルロス・ゼフィーロのイラストが描かれたVHS&ジョン・ウォーターズの名作『DESPERATE LIVING』のVHS。……偏り。
コーヒーメーカー
アレッサンドロ・メンディーニがデザインしたコーヒーサーバーは<Allesi>とオランダの家電メーカー<PHILIPS>とのコラボレーションシリーズ。
コーム
オールドの<goody>カラーコーム。
ギター
状態良好のスティール・ギターや、スーパーカーブームの頃に人気を博した電子フラッシャー自転車まで。
ピクニックシート
この上でサンドイッチを。<DUSTY MILLER>のピクニックシート。テーブル下の散らかり具合もお店っぽくなくていい感じ。
フォトフレーム
サスペンダー今いいな。

まだまだございましたが、今回ポッドキャストで触れたのはこんな感じでした。

番組出演者のプロフィール

プロフィール

国分優

こくぶ・ゆう|POPEYE Webクリエイティブディレクター。本番組ナビゲーター。

プロフィール

井出幸亮

いで・こうすけ|1975年、大阪府生まれ。編集者。POPEYE Webシニアエディター。古今東西のアーツ&クラフツを扱う雑誌『Subsequence』(cubism inc.)編集長でもある。本誌『POPEYE』(マガジンハウス)、『工芸青花』(新潮社)などさまざまな媒体で編集・執筆活動中。主な編集仕事に『ズームイン! 服』(坂口恭平著/マガジンハウス)、『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと』(新潮社)、『細野観光 1969-2021 細野晴臣デビュー50周年記念展オフィシャルカタログ』(朝日新聞社)など。著書に『アラスカへ行きたい』(新潮社、石塚元太良との共著)がある。

プロフィール

トロピカル松村

とろぴかる・まつむら|1988年、兵庫県生まれ。編集ライター。70年代や80年代、クラシックなアクティビティ&スポーツに目がない。ジーンズ&スポーツを掲げるブランド『CRT』のディレクター。二子新地で小さなレコード店『トロピカルレコード』を運営。著書に『ボクのニッポンサーフィンサウンド』がある。

プロフィール

宮本賢

みやもと・けん|1989年、東京都生まれ。POPEYE Webエディトリアルディレクター。次回のバザーではスティール・ギターを実演販売することを決意。

プロフィール

内田稜真

うちだ・りょうま|2000年、神奈川県生まれ。大学在学中に「POPEYE Web」のスタッフらと出会い、そのままライターの道へ進む。本番組へは2回目の出演。

プロフィール

宇都楓矢

うと・ふうや|1997年、鹿児島県生まれ。ライター。最近の興味は、民藝を始め、世界各国の縁起物のオブジェなど。今回はラグなどを出品。

番組概要

これdow!? アートワーク

これDOW!?

モノの紹介をしながら、モノの周りにモワ〜ンと漂う想い出や脱線エピソードを中心にお送りしている雑談番組『これDOW!?』。雑誌POPEYEではあまり取り上げていないモノについてPOPEYE Webスタッフらで話し合ってみたり、インターネットで検索できないモノについて語ってみたり、ゲストと一緒にモノを囲んでただただ雑談してみたり。番組アートワークは現代美術作家の加賀美健さん、番組ナビゲーターはPOPEYE Webクリエイティブディレクターの国分優さん。

ピーター・バラカンのプロテスト・ソングあたりから始める政治の話。

山田ルイ53世の、あの頃のブックエンド。(ラジオ局ベイエフエムとのコラボ企画。)

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映画監督・黒沢清と篠崎誠のホラー対談。

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