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〈adidas Originals〉とシティボーイの肖像。#7

Kooto Inoue(21)_『everyone』Staff

2024年9月6日

〈adidas Originals〉とシティボーイの肖像。


photo: Ryohei Ambo
illustration: Kouzou Sakai
styling: Kazuro Sanbon
edit: Koji Toyoda

#7 Kooto Inoue(21)_『everyone』Staff

-At The Shop-

スニーカー「GAZELLE HOME W」¥9,900、トラックパンツ¥9,570、中に着たフーディー¥10,670(すべてadidas Originals/アディダスお客様窓口☎️0570・033・033)

 鼓音と書いて、コオトと読む。漢字だけから連想するといかにも音楽方面に進みそうな雰囲気もあるが、その本人・井上鼓音くんが選んだ道は洋服。日中『everyone』で仕事に励みながら、週に3回は文化服装学院の夜間部に通う、まだまだ駆け出しのシティボーイだ。

「父親が‘90年代〜‘00年代初頭まで地元・前橋で『ASリミテッド』というセレクトショップを営んでいて。グラフィックデザイナーのハイロックさんと〈オートマティック〉というブランドも作ったりしていたんです。だから、小さい頃から自宅には洋服のプロトタイプや世に出せなかったサンプル品が山ほどあって。ファッションとの距離がとても近かった。中学生までは漫画を描くことが趣味でしたが、高校生くらいになるとそのモチーフが、裏原ブランドのロゴとかになっていって……。自然と気持ちがファッションの方に向かっていった感じですね」

スニーカー「SAMBA HOME W」¥9,900、トラックトップ¥14,300、トラックパンツ¥12,100(すべてadidas Originals/アディダスお客様窓口)

 そんな鼓音くんは高校卒業後、近所の古着店でバイト。貯めたお金を入学資金にして、2022年に文化服装学院の生徒になった。そんな彼が『everyone』に誘われたのは、その年の10月。ディレクターの三好良さんが鼓音くんのお父さんのショップ『ASリミテッド』に若かりし頃に通っていた縁もあり、店を立ち上げるタイミングで「手伝って」と直々に言われたそう。

「上京したての5月に三好さんに初めてお会いしたばかりだったので、お店のスタッフとして誘われたのはとても嬉しかったです。でも、最初の頃は文化服装学院に入学したばかりでなかなか手伝うことができず、土日だけお店に立つような感じで。2年生の終わりのほうで学外実習(インターン)があって、そこでようやく平日の日中もガッツリ仕事に携わるようになったんです。接客や店を運営する仕事の他に、モノづくりの現場も間近にすることができて、もっともっとこの仕事に時間を割いてみたいと思いましたね」

-On The Way To The Shop-

スニーカー「SUPERSTAR HOME W」¥9,900、トラックトップ¥13,200(ともにadidas Originals/アディダスお客様窓口)

 そういった本人の強い希望もあり、3年生からは夜学に変更。現在は、平日も『everyone』の新米スタッフとして働くようになった。

「前よりも2倍も3倍も忙しくなりました(笑)。学大の自宅からチャリで9時半頃に出社し、メールチェックや店のことを一通りやりつつ、三好さんに打ち合わせがあるときはできる限り同行するようにしています。もちろん週3の学校も遅刻せずにしっかり通学しています。忙しい毎日ですが、三好さんがぼんやりと描いたイメージが、ファーストサンプル、セカンドサンプルと段階を追うごとにカッコいい製品に仕上がっていく過程を見ることが何より面白いんです。微力ながら手伝いをさせてもらっていると、自分の体の中に洋服作りのノウハウが染み込んでいくようで楽しくて仕方がないんです。それはもう、『将来どんな洋服を作ろう?』とか考える暇もないくらいに!」

インフォメーション

〈adidas Originals〉とシティボーイの肖像。#7

adidas Originals HOME Series

「ガゼル」、「サンバ」、「スーパースター」のアディダス オリジナルスのクラシックモデルをキュートにデフォルメしたこちらは、知る人ぞ知る「HOME」シリーズ。見てのとおり、ふわふわな履き心地で、かかとを潰して履いてもOK。外履きはもちろん、ソールにはラバーソールをしっかり備えるから室内履きにも。ボリューミーなフォルムはファットなパンツとも相性良し!

Official Website
https://shop.adidas.jp/products/IE1433/