カルチャー
9月はこんな映画を観ようかな。
過ぎゆく夏の日々に思いを馳せながら観たい4作。
2022年9月1日
text: Keisuke Kagiwada
『LAMB ラム』
バルディミール・ヨハンソン(監)

アイスランドの山奥で、雄大な自然に包まれながら暮らす羊飼いの夫婦。あるとき、羊の出産に立ち会っていると、生まれてきたのは羊のようで羊じゃない。夫婦はその異形の生物(どこかパディントンベアを思わせる)をごく自然に受け入れ、アダと名付けて子供のように育てるが、アダには実の親(羊)がいるわけで……。人間と食料として育てられる動物の違いはどこにあるのか? これはそんな倫理的なテーマに迫ったスリラーだ。9月23日より公開。
『地下室のヘンな穴』
カンタン・デュピュー(監)

ものすごくヘンな映画だ。「時間が12時間進み、肉体が3日分若返る」穴を地下に有する物件に住むことになった夫婦をめぐる物語なのだが、描きようによってはいくらでもシリアスになりうるのに、めちゃくちゃオフビートなコメディなのだ。最終的にこの穴は、『ドラえもん』的なひみつ道具のような役割を担うことになるのだが。それにしても、スマートペニスを身につけた夫の上司がまぁまぁ物語に介入してくる辺りには、爆笑せざるを得なかった。9月2日より公開。
『リベンジ・スワップ』
ジェニファー・ケイティン・ロビンソン(監)

高校一の人気者であるにもかかわらずセックス・テープを流出されてしまったドレアと、とある同級生に復讐心を抱く内気なエレノアが、テニス合宿で人知れず出会い意気投合。互いの敵に仕返しを企てる姿を、ヒッチコック映画さながらのタッチで描いたダークコメディ。エレノア演じるのはマヤ・ホーク。『ストレンジャー・シングス』以降、イットガールの仲間入りを果たした彼女の魅力は本作でもたっぷり味わえる。9月16日よりNetflixで独占配信。
『エンド・オブ・ロード』
ミリセント・シェルトン(監)

主人公のブレンダは、2人の子供と弟のレジーを連れて、車でのアメリカ横断旅行に出発する。しかし、残忍な殺人現場を目撃してしまったから、さぁ大変。楽しい家族旅行は一転、地獄の逃避行へと早変わり。監督のミリセント・シェルトンは、日本での知名度はそこまでないかもしれない。しかし、スパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライト・シング』の衣装アシスタントとして映画業界入りを果たした人という情報を聞けば、きっと興味が沸くんじゃないかな? 9月9日よりNetflixで独占配信。
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