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『さんピンCAMPとその時代』を読む。
1996年7月7日、日比谷野音で起こった熱狂は日本のヒップホップ史をどう変えたのか。伝説のイベント「さんピンCAMP」の30周年を記念し、出演者や目撃者たちのリアルな言葉から90年代の空気を紐解く濃密...
『反ミーム部門は存在しない』を読む。
日本で流行りのモキュメンタリーホラー小説みたいなタイトルだ……とナメてかかったらケガするレベルの超弩級SFホラー。主人公のマリーは、日常に潜む異常な存在「通称不詳存在(アンノウン)」から世界を守る秘...
『映された声 映画にとって「声」とはなにか』を読む。
『映画にとって音とはなにか』を初めて読んだ日の衝撃は今でも忘れられない。捉えどころがないと思っていた「映画の音」を、ここまで具体的かつ刺激的に分析することが可能なのかと、”耳”からウロコが落ちたものだ...
『おれの映画人生』を読む。
映画監督としては開店休業中なのに、いろんな意味で話題にはこと欠かないタランティーノが、自身の映画遍歴を綴ったエッセイ集。幼少期に母と彼氏と黒人しかいない映画館で観た『ブラック・ガン』について語られる...
「岩波文庫創刊100年記念 読者リクエスト復刊2027」をチェックする。
硬派な学術書から古典まで文庫界の帝王にして、シティボーイのバイブル、あの岩波文庫が来年で100周年を迎えるらしい! それを記念した素敵な企画をたくさん準備しているようだ。例えば、読者による復刊リクエ...
『純文学って何だよ』を読む。
純文学の限界に挑戦してきた著者が、高瀬隼子、町屋良平らを酒場に呼び寄せ、改めて問う。純文学って何だよ。酒場であるがゆえの砕けた口調によるその語らいは、カジュアルだがリアルだ。読後、その正体はわかるか...
『いま、ここにある神話』を読む。
現代社会の背景には、古来より人間が育んできた神話的思考が息づいている。デパートの物産展や駅弁から、所ジョージ、果ては電動バイクで旅する出川哲郎にまで、神話的な力学を見出していく著者の視線に感動。こん...
『ある結婚前の風景』を読む。
ブルックリン在住の日系4世の作者が、恋人サラとの結婚式までの前途多難な道のりを描いたエッセイコミック。笑えると同時に、これから結婚式を予定しているすべての男女には学びも多い一冊だ。そして、2人の未来...
「スケブル・甲府」に行く。
上のチラシ画像にある『死刑台のエレベーター』はヌーヴェルヴァーグの名作。劇中ではマイルス・デイヴィスが映像を見て即興で演奏したモダンジャズが挿入歌として流れるから”観る”ジャズ作品だと思っていたとこ...
『The Stylist』を読む。
初期の『ポパイ』ともゆかりのあるリビングレジェンドなスタイリスト、大久保篤志。こちらは、45年のキャリアを誇るそんな彼の半生と仕事論がぎゅぎゅっと凝縮された自伝だ。かつて手掛けていたブランド〈The...
『《フリー・ジャズ》研究 ジャズ史を変えた37分間』を読む。
オーネット・コールマンら、8人のジャズメンが『Free Jazz』を録音したのは、1960年12月21日のこと。その「ジャズ史を変えた37分間」を全編採譜と解析によって具体的に深掘りする本書は、安易...
『ネトフリ好きのためのアメリカ文化講座』を読む。
「多文化社会における「インクルージョン(包摂)」の達成ーあるいはその挫折を主題としてきた」というネットフリックのコンテンツは「アメリカ文化の教科書」だ。教育、宗教、労働、薬物、思想、刑罰、福祉、戦争な...
「L’APÉRO JOURNAL Issue 3」が5月23日に発売!
ウェブメディア「AWW MAGAZINE & GIFT SHOP」が不定期で刊行するインディペンデント誌「L’APÉRO JOURNAL」の最新号が5月23日に発売。 アペロタイ...
『森英恵と映画衣裳―― 日本映画の革新と軌跡』を読む。
幸か不幸か、今やお茶の間ではモデル姉妹の祖母としての印象が強い森英恵。しかし、本書を読むと、彼女が日本映画に残した功績は計り知れないことがよくわかる。まさか、小津安二郎とも関係があったとは! ¥4,...
『階級と「私たち」のゆくえ イギリス映画が照らす連帯の物語』を読む。
ヨーロッパ圏の人と話していると、まぁまぁの確率で話題に上るのが、階級の話。日本で暮らしていると、意識することができないその階級をめぐるあれこれを、映画を通して教えてくれるのがこちら。『さらば青春の光...
『彼女のカロート』を読む。
文芸誌に発表された小説や入手が困難になっている書籍の中から、改めて読み直されるべき作品を刊行していくシリーズ「First Archives」が始動。これは全力で応援するっきゃない。第一弾は、身体への...
『幸せな結末 大滝詠一ができるまで』を読む。
音楽評論家の萩原健太が、「死後公開」の約束のもと、ミュージシャンの大滝詠一に対して三日三晩泊まり込みでロングインタビューを決行したのは1991年8月のこと。大瀧が亡くなり10年近くの歳月が流れた今年...
『80年代90年代、新しい日本映画の始まりと終わり──その裏側』を読む。
『家族ゲーム』『私をスキーに連れてって』『木村家の人びと』など、20世紀末の日本を代表する作品を手掛けた映画プロデューサー、山田耕大の回顧録。『必殺シリーズ秘史』の高鳥都を聞き手に迎えて語られるのは、...