ファッション
Angela Hillのスタイル日記。
2024年2月18日
毎朝、何をどう着るか。その繰り返しにこそ「人」が見えてくる。2人のファッション賢者の16日間の記録に学ぶ、スタイルの作り方。
Angela Hill/Photographer, 『IDEA BOOKS』Co-Founder
アンジェラ・ヒルの場合。

Angela Hill
自分に似合うシルエットとカラーを知り尽くした、変わらないスタイルの数々は、メゾンブランドを中心に、定番のデニム、キャップ、ネイビーを合わせて完成。






その日の服装を決めるのは、目覚めたときの直感。
ピュアな感性と「着る経験」が作り出すクラシック。
私の場合、毎日の服装を決めるのは「目覚めたときにどう感じるか」。新しい組み合わせを試すのが楽しみな日もあれば、何度も着たことのある心地いい服を着たい日もある。気分次第なの。でも、スタイルを見つけるために大切なことはあると思う。一番は試着。どんなものも必ず試し、全身鏡で確認して厳しくジャッジすること。フィッティングルームでうまくいかなければ、どれだけ気に入っていても、欲しくても、友達が素敵に着こなしていても、うまくいくはずがないからね。もし、買ったあとで失敗に気付いたら潔く手放すこと。「いつか」を期待して眺めていても仕方がない。
そうしてトライ&エラーを繰り返すことで自分のスタイルが自然と掴めてくる。だから日々のコーディネートはテクニックとかじゃないの。好きか嫌いか、似合うか似合わないか、ただそれだけ。センスがいい人は、他人を気にせず自分の好きなものを着ることができる人だと思うけど、そもそも自分になにがフィットするかを知ることがとても大切。私の場合、ハイファッションよりもクラシックが好きだとか、フィービーの頃の〈セリーヌ〉より、エディがつくる今のシルエットのほうが合うだとかね。




もうひとつ、色選びは極めて重要。私はあまりたくさんの色は使わない。真っ赤や黄色、ピンクやオレンジは着ないし、完璧に色合わせをしないと似合わない色もある。だけど、珍しい色やアイテムを恐れず試してみることは大事だと思う。実際、私のお気に入りのひとつである〈セリーヌ〉のカーディガンは淡い黄色だし、パープルとダークフォレストグリーンはとても相性がいいことも学んだから。
ワードローブにはスタンダードなものが多くて、特に欠かせないのはジーンズ。ただシルエットは色々。シーズンごとのハイブランドの打ち出しで気分が変わることもあるからね。逆にアクセサリーには定番がある。スカーフなら〈エルメス〉、ジュエリーなら〈カルティエ〉だし、腕時計は可憐なものが好きじゃないからメンズのもの。それでいうと、セーターもよくメンズを選ぶかな。〈ユニクロ〉のメンズのクルーネックカシミヤセーターは、女性向けの素晴らしいアイテムだと思う。






プロフィール

Angela Hill
Photographer, 『IDEA BOOKS』Co-Founder
アンジェラ・ヒル|イギリス・ロンドン生まれ。ファッションエディターやスタイリストのアシスタントを経て、フォトグラファーに。ファッションカルチャー雑誌『Purple』『Dazed』などで活動。ロンドンの出版社『IDEA BOOKS』共同創設者でもあり、昨年末に作品集『EDITH』を出版。この写真の日は〈セリーヌ〉のジャケットに、〈ラコステ〉のポロシャツと〈プラダ〉のニットと〈ペルソール〉の眼鏡。
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