TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#4】ルワンダとONIBUS COFFEE

執筆:黄瀬麻以

2026年3月31日

ONIBUS COFFEEは今やルワンダの豆輸入のパートナーとなり、日本での販売元となっている。2週目に話した土壌環境改善の取り組みでは、仲間をどんどん増やすことで自然環境や労働環境への更なるアプローチができると書いたけれど、それには大量に購入した豆をきちんと日本で売ることがとても重要となる。

この旅の中で、ONIBUS スタッフたちは農家さん一人一人に農業用ハサミを寄付していた。出発前に大きなトランクを持ってきたのはそのためだったよう。「すごいね。土壌環境のプロジェクトだけでなく、こんな寄付までして」と坂尾くんに話すと、「いや、こんなことはこちらの自己満足みたいなもの。自分たちがきちんと売ることが何よりもここにいる人達の貢献につながる」ととてもシンプルな答えが返ってきた。

ONIBUSは土壌環境改善のプロジェクトを始めると同時に、ルワンダの豆を購入してくれた日本のロースターを募り、ローストのコンペティションも2024年から開催していた。目的はコンペティションを通して活動を知ってもらうこと、収益をソイルプロジェクトの活動資金に充てること。今年で2年目ながら、早くも参加を希望するロースターが多く、参加者は抽選で決めるほどに。時間のかかるプロジェクトではあるものの、確実な進歩とそれを支える人々が増えている様子。またいつかルワンダに行ける時に、どのように変化しているのか楽しみになった。

皆さんもどこかでルワンダの豆を飲んだら、この話をふと思い出してもらえたら嬉しいです。美味しいコーヒーを飲むことでこの活動に参加できていると思うと、一層美味しい。

4週にわたり読んでくださって、ありがとうございました!

プロフィール

黄瀬麻以

きせ・まい|1984年京都府生まれ。フリーランスカメラマンとして東京を拠点に、雑誌、広告などで活動中。

Instagram
https://www.instagram.com/kisema1/

ONIBUS COFFEE
https://www.instagram.com/onibuscoffee/