カルチャー
お助けあれ、積ん読おろしを年の瀬に。
モノのポッドキャスト「これDOW!?」
2026年2月16日
なにげないモノを持ち寄って、
その周辺について雑談中のポッドキャスト「これDOW!?」
の新エピソードが公開中!
テーマはずばり「積ん読」! 今回はPOPEYE Webクリエイティブディレクターのコクブユウさんが昨年購入してお部屋にそっと眠らせていた積ん読の一部をバッグいっぱいに持参して、「みんなで見ませんか?」と話しはじめ……本好きの出演者らでわいわい漁ってみた開封動画(音声)風の賑やかな配信に。新刊や写真集などの大型本はまたの機会で、今回はカジュアルな古本を中心にご紹介中(※ポッドキャスト内に登場するアイテムはページ下に添付しています)。ぜひ記事を眺めがらお楽しみください!
今回のこれDOW!?
モノを持ってきた人
Yu Kokubu(POPEYE Web Creative Director)
🍪
「これ何?」と、意外とみんなの目を引いた『THE SOUND OF THINGS/William Wondriska』(1958年)は音の絵本。ちなみに再発も出ているそう。
神保町へ行くと「名も無き冊子を買って帰ってきちゃうのなんでだろう?」と。
収録中にマイクロスコープで覗いていた『THE CONFORMERS/Jack Whorl』(1960年)。シンプルな円、三角、四角で構成されるウィットな書籍。結果、リトグラフでした。
「次号はブロックだ!」と最初に言い出した編集部員はどんな方だったのかな? 偏った特集ではそんなアナザーストーリーも楽しめたり。
1976〜2000年まで刊行されたバーミンガム発のアート季刊誌『Lightworks』。表紙にBen Vautierによるマッチのマルチプルが付属してるのも気が利いてて(1981年)。
『礼装読本』というシブいテーマ。白楽「Tweed Books」の片隅にて。
シャツメーカー〈Arrow〉の「メンズクロージングの着こなしとは?」的な20ページの小冊子。1950年代。
『Flore complete portative de la france, de la suisse et de la belgique』(1964年)という植物図鑑。薄い紙でページ数多め。
中はヨコ、外はタテ。
1950〜60年代の『想燐』は学芸大学「流浪堂」にてまとめて発見! 紙面の手作り感にもグッときて。
このトーンの切り抜きが全編にわたって。1984年の〈ヨーガンレール〉のカタログ。
3種確認。このシリーズ他にもあるのかしら?
装丁いけいけケネス・レクスロス(1984年)。
ハン・ベニンクと卓球回で昨年DOWで話題にしていた浅葉克己のかろやかな展示冊子(2007年)。
BDSMに限らずオーダーシートへの関心が。
ヒールオンリー。ステキ。
イギリスのゴルファー・Bert Seymourによるハウツー本『ALL ABOUT GOLF』(1924年)は「北澤書店」の2階にて。あの空間いいですよね。
ティボール・カルマンやレナード・コーレンや。
表紙に文字がない、というだけで興味が湧いたり。
本屋のレジ前商品こと豆本。お会計中に発見して「あ、これもお願いします」とついでに差し出してしまったり。
クッキーが登場するシーンだけを集め、合わせてレシピを掲載した『Cookie Originale/Original Cookie Recipes by Marilou Dyer』(1970年)。キュート。
スチュアート・ブランド(編)の『THE NEW GAMES BOOK』(1976年)や『MORE NEW GAMES!』(1981年)はPOPEYE Webでご紹介中なのですがこちらも一緒にDOWでしょうか? 『Playgrounds for Free: The Utilization of Used and Surplus Materials in Playground Construction』(1974年)https://popeyemagazine.jp/post-178760/
大田区「西六郷公園(タイヤ公園)」も掲載。ちなみに『手づくりの遊び場―廃品利用による遊び場のつくり方』というタイトルで和訳版も出ています。
好みのテーマかも? という気がして「POST」にて。この、どこかの国の特殊スロープが羅列された蛇腹式アートブックはまだよく知らないのでしばらく触って眺めて、気が向いたらいつか調べてみよう!(積ん読の原因)
小さな引き出し美術館『The Museum of Drawers/Herbert Distel』(1978年)。ベルント&ヒラ・ベッヒャーやヨゼフ・アルバースやエド・ルシェなどなど参加作家も豪華でね。
なにげない良本。『Allison and Marvin Fritz/Nathan Frank and Trevor Shimizu』(2016年)
リタ・アッカーマンやスーザン・チャンチオロ好きに。『MADE IN USA』Bernadette Corporation(1999年)。
1956年の『花椿』。トビラには川端実がいて。
ジョイナー・フォト。もしもお時間あれば。『ホックニー・プレイズ・ホックニー。』
これから読み始めるマッカラーズ、河野一郎さんの方。
〈Comme des Garçons〉のカタログはアーカイブが膨大なので気になるものだけをたまにピック。こちらはスイスの写真家・René Burri各種。
細かい。1910年の〈Oskamp Nolting Company〉の宝飾品カタログは辞書のように分厚く約700ページにわたってこの調子。写真はSHIRT STUDカテゴリー。「Wols Books」にて。
700繋ぎで……こちらは映画監督700名に「なぜ映画を撮るのか?」とインタビューしたフランスの雑誌(1987年)。
一冊を通して写真をサークル型にレイアウトしてコンセプチュアルな編集に。
上記3枚は日本のページ。Toshiya Fujita, Kinji Fukasawa, Akira Kurosawa, KIyoshi Kurosawa, Nagisa Oshima……etc
ナイスイシュー。『かがくのとも/ゆげ』(1979年)
心地良い判型。『concise new little O’SHARE dictionary vol.1 one-piece』(1967年)
1990年代の〈Kaepa〉のシューズカタログ◎
JOHN WILLIEのボンデージフォトブック(1978年)。
Eric Stantonのブロードシートなども。
炭酸水くらい買ってる細々した古い紙。レストランメニューやら楽譜やら1930〜50年代が多め。
Print ADもちらほら。こちらは〈NIKE〉の。
1937年と1938年の『Esquire』。中綴じと平綴じの変換期らへん。素晴らしい。
ユニークな視点で毎度お馴染みの”In Almost Every Picture” (Erik Kessels)シリーズからはBlack Dogをピック(2010年)。
えーん。
時間にまつわるフリップブックだったかな。豆本『FLIPPING TIME by aoleik』。
「おれの師匠出てる〜!(葡萄屋のケントさん)」と出演者のトロ松さんが興奮していた大阪を舞台にしたハリランの冊子は最終的にプレゼント!
野坂昭如「東西南北縦横斜めの会」で知られる『ZASSHI』の創刊号には黒田征太郎による一冊一冊異なるアートワークが。本体所有の方は合わせてぜひ。 https://popeyemagazine.jp/post-4489/
みょうに
惹かれる、
正方形の
冊子たち。これとか結構いい。『21. Marts / March 21』Stig Brøgger(1970年)。
レイ・ジョンソン
終盤の「VOU」(1977年)。
「Jean-Jacques Pauvert」からシリーズで出ているこの判型。こちらは『La littérature à l’estomac/Julien Gracq」(1964年)。
井田照一(1985年)など、この手の冊子が紹介しきれないほど大量に。
〰
冒頭に登場する吉田カツは井出さんの本棚にお引越し。達者でな!
プロレタリアコーナーでモダンな文字を探して。ざっと100年前。
素敵なゴミの物語。
〈BOSS〉の エフェクターがずらり。中身も最高。『ロッキンf』(2000年12月号)の別冊付録。
ナイス企業カタログ。こちらも「北澤書店」で1000円くらい。
にゃ!
出演者のプロフィール
モノを持ってきた人
コクブユウ
POPEYE Webクリエイティブディレクター。
聞き手
井出幸亮
いで・こうすけ|1975年、大阪府生まれ。編集者。POPEYE Webシニアエディター。古今東西のアーツ&クラフツを扱う雑誌『Subsequence』(cubism inc.)編集長でもある。本誌『POPEYE』(マガジンハウス)、『工芸青花』(新潮社)などさまざまな媒体で編集・執筆活動中。主な編集仕事に『ズームイン! 服』(坂口恭平著/マガジンハウス)、『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと』(新潮社)、『細野観光 1969-2021 細野晴臣デビュー50周年記念展オフィシャルカタログ』(朝日新聞社)など。著書に『アラスカへ行きたい』(新潮社、石塚元太良との共著)がある。
トロピカル松村
とろぴかる・まつむら|1988年、兵庫県生まれ。編集者/ライター。ジーンズ&スポーツを掲げるブランド『CRT』のディレクター。著書に『ボクのニッポンサーフィンサウンド』がある。
番組概要
これDOW!?
POPEYE Webの記事を眺めながら聴く「これDOW!?」は、モノをきっかけに編集者らがエデュケーションしていく番組。街をぶらぶらして偶然見つけたモノや取材時に出合ったモノについて考えてみたり、タイトル通り「これDOWなんだろう?」といった価値のよくわからないモノなどを囲んで雑談中です。ときにはゲストと一緒にモノを作ってみたりもね。メインチャンネル『POP-EYE MEETING 編集会議』もよろしくお願いいたします。
📩 メールアドレス
popeyeweb@magazine.co.jp
POPEYE Web制作の他番組は以下より。
ピーター・バラカンのプロテスト・ソングあたりから始める政治の話。
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