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職人技が光る大洋印刷とプロのバッグ。

Taiyo Printing

2025年11月8日

photo: Ryohei Obama
text: Sana Tajika
2025年12月 944号初出

 電車の中吊り広告、カフェのメニュー、街角のポスター。何げなく目にしている印刷物を誰が刷っているかなんて気にも留めなかったけど、それは創業95年の老舗「大洋印刷」の職人が手掛けているかも。レタッチや製版、校正・印刷の工程を他社と分業する印刷会社が多いなか、「大洋印刷」はワンストップ。最初から最後までプリンティング・ディレクターによって品質チェックが行われる。その質の高い仕事ぶりに、誰もが知るファッションブランドやアーティストからの指名も多い。

 そんな印刷のプロ集団が、現場での使いやすさを追求して作ったのが、印刷物を持ち運ぶためのこのバッグ。プラスチック製しか選択肢のなかった円筒型ケースや、B3サイズのバッグを軽くて丈夫なCORDURA® AIR素材でアップデート。A3の印刷物がすっぽり収まるトートバッグも、ありそうでなかったサイズ感。そんな専門バッグを手に取って「確かに使いやすい!」と感動の声をあげたのは八木幣二郎さんと小松利光さんの両アーティスト。共同制作作品の刷り上がりをチェックしに、昭和島にある「大洋印刷」本社を訪れた。バッグからテストプリントを取り出して、刷りたてのプリントと見比べる。特殊な印刷加工が施された作品も、このバッグがあれば折れや傷、汚れの心配もない。街をフィールドに活動するアーティストにとって、これ以上ない頼もしい味方になるはず。

ディテールはすべてブラックで統一した街に馴染むスタイリッシュなデザイン。どのバッグにもショルダーストラップがついて、不要なときは短く収まり、かさばらない。「B3ケースは、バンドや仕切りで大きめのポスターをしっかり固定できるのがいい。コの字型ファスナーでガバッと開いてすぐに印刷物を確認できるのも助かります」(八木)。ロールバッグには、丸めた大判の印刷物をイン。「衝撃に弱い従来のプラスチック製ケースと違い、生地がしっかりしているから安心して中身を持ち運べます。ピンズやバッジでアレンジして、学生時代から使いたかったですね」(小松)。
A3トート¥49,500、B3ケース¥66,000、B1ロールバッグ¥68,200(大洋印刷 bande.taiyo-p.co.jp

八木幣二郎 アートディレクター、グラフィックデザイナー

やぎ・へいじろう|1999年、東京都生まれ。様々な手法やツールを駆使し、立体を平面に落とし込むグラフィックデザインを追求。展示構成や書籍の装丁など、全体のディレクションから手掛けることも多数。音楽やファッション、アートなど、幅広い分野で活動中。

小松利光 アーティスト

こまつ・としみつ|1989年、東京都生まれ。アーティスト名義、System of Cultureとして活動。身近なものや出来事から仮説を組み立て、静物を通して可視化する制作を続けている。11月12日よりMAHO KUBOTA GALLERYにて個展を開催。同日に作品集も刊行。

インフォメーション

職人技が光る大洋印刷とプロのバッグ。

BEYOND PRINT 印刷職人とアーティストの探究展 @B GALLERY

「大洋印刷」の高度な職人技を味方に、アーティストたちが自由に作品を制作。今回協力してくれた、八木さんと小松さんの他、加賀美健さんや本秀康さんなど、計7人が参加する。印刷の技術がひらく新たな表現力を間近で確かめてみよう! 11月14日(金)〜24日(月)の期間、新宿『BEAMS JAPAN』内のギャラリーにて開催。

◯東京都新宿区新宿3-32-6 5F ☎03·5368·7300 11:00〜20:00 会期中は無休


職人技が光る大洋印刷とプロのバッグ。

「大洋印刷」とPOPEYE Webが作ったミニ本「Tiny Book」

「Tiny Book」は、ウェブサイト「POPEYE Web」をもっと楽しむためのガイドブック的な豆本。人差し指サイズの冊子にあらゆる情報を詰め込むことができたのは、「大洋印刷」の印刷技術あってこそ。今後イベントなどで配布予定なので、ぜひチェックしてみて。