TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
【#2】自然治癒力を活せ
執筆:阿久津賢二(『Small Drug Store』店主)
2025年6月19日
子供のころから探偵に憧れてる。好きな探偵をあげたらきりがない。そんな中でも最近好きなのは土岐正造。ハードでルーズな探偵で、ソウルミュージックを愛し、ふと聞こえてきた歌声に涙する。そして童話(ロマン)を信じたいと願うひとりだ。
お店の奥にある棚の上部には「自然治癒力を活せ」と書かれた看板が光っている。この看板は実家の薬局の棚に昔から取り付けてあり、今回新店を出すにあたり、外して持ってきた。薬屋の息子として、小さいころから聞かされていたのが「薬が病気を治すんじゃない」ということ。そして父から受け継ぎ、健康相談の指針としていることは「人間尊重=自然治癒力」「予防と養生」「バランスとリズム」である。自然治癒力を高める生活の方法をお客様と考えて、その人にあった方法を考え、その一つとして薬を提案している。
店頭でキヨーレオピンという滋養強壮剤を試飲してもらっている。この薬を僕は子供のころから飲んでいて、それを伝えるとたまに「病気にならないの?」と聞かれたりする。もちろん病気になるし、入院だってした。高校生の時に音楽活動を始め、20代は主に夜中、30代は昼間、40代では子育てが中心の生活をしている。そんな暮らしの中で、したいことができ、行きたいとこに行けて、おいしくご飯を食べることができ、日々を楽しく過ごせている。これってとっても健康で、幸せなことだ。
そういう思いもあり、お店のテーマを「日々を楽しく、健康で」と決めた。
明日もいつも通りに過ごすために、今日できる最善なことは何か?そもそも健康ってなんだろう?
そんな事を考えながら「自然治癒力を活せ」という看板を見上げたりしている…
あれ?「活せ」、送り仮名は「活かせ」じゃないの?
なぜ「か」がないのか(語呂がいい)。
子供の頃から見ていた看板の不思議さに、今さら気づいてしまった。作った当時の話を父に聞くと、師事していた方の言葉から決めたということがわかった。
もっとちゃんと調べればいいのかもしれないが、ハードでルーズな僕はできるだけ想像していたいのだ。
プロフィール
阿久津賢二 a.k.a. smallest
あくつ・けんじ|ラッパー / DJ / 登録販売者。1980年東京生まれ。「あくつ薬局」3代目。HIP HOPグループ「トリカブト」で2001年デビュー。トリカブト活動休止後「Dig Dynamics Hip Hop doo-dah Band」を結成。それと並行して チップチューンバンド「SUPERSTARS」を結成。2012年『サイタマノラッパー3 ロードサイドの逃亡者』にNO SIGHT役で出演。俳句集団「傍点」同人。 2025年3月、学芸大学駅前に薬とカルチャーの店『Small Drug Store』を開店。落語好き。
Instagram
https://www.instagram.com/small_drugstore
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