ファッション

DOW年会〜クローゼットで振り返る、2024年の古着編。

モノのポッドキャスト「これDOW!?」

これDOW!?

cover design: Ken Kagami
narrator: Tomoe Miyake
photo: Hiroshi Nakamura
edit: Yu Kokubu

2024年12月25日

1970-80s Terrycloth Jump Suit(左), 1920-30s 〈Pendleton〉Jump Suit(右)/ともにK

 年内最後の配信は、ぶどうジュースと小魚せんべいをお供に今年買った古着を持ち寄って忘年会(途中ランチタイム有り)! 夏によく着たアイリッシュリネンシャツ、山でも都市でも大活躍した〈Patagonia〉のセカンドシューズ、日本の古着や小物類など、今年一年を通して街で出合った日常古着の話をいつものようにまったりと(収録中の模様と購入品の一部画像は下へスクロール、スクロール!)。今年もありがとう、それではまた来年!

試着会スタート! パンツをプレゼン中(37分30秒頃〜)のナビゲーター・コクブさん(手前)と、コクブさんのつなぎを気に入って横取りしようとしているライター・宇都くん(左)と、本日も日本の古着(’70年代に吉祥寺にあったフリスビーショップ「Air Ace」のTシャツなど)を着ているレギュラーメンバーのライター・トロ松さん(右)。今回はこちらの3名でお送りいたします。

宴会音はこちらから!(約60分)

所有者:K(コクブ)
所有者:T(トロ松)
所有者:U(宇都)

今年、いや昨年のも混じってたかな、とりあえず最近見つけた古着を持ち寄ってみんなでDOW年会!

World Map Paper Poncho/U

「和物」の話題で登場した1980年代頃の〈A.J.S.〉のダウンジャケットは収納可能なナイロンフード付き。あくまでもジョギングウエアとして提案している一味違うプロダクト。/U

日本製の話題にて。今夏「TORO Vintage Clothing」で出合った1950年代のショートスリーブシャツ。/K

POPEYE Webで制作した記事をきっかけに購入に至った〈DUSTY MILLER〉と〈DO!FAMILY〉のオールドTシャツ。トロ松さんの購入品のほとんどが日本の古着というのがおもしろい!/ともにT

乾杯〜。

〈COMME des GARCONS SHIRT〉のストライプジャケットを古着で。インナーは宇都くん的に今年のベストTらしく、毎年の恒例行事「POPEYE Web Bazaar」でゲット。/ともにU

〈Peter Storm〉の変化球シルエットにテンションの上がるトロ松さん。/T

〈VAN〉の’60sアイビーコート。パーフェクトな色・形。/T

シブスギル。/T

あったあった、さっきのダウンのタグ。

嵩の浅さが特徴の通称“正ちゃん帽”。ボンボン=すべてが正ちゃん帽ではないので友達に勧める際はぜひ“ホンモノ”を。/T

〈ISSEY MIYAKE〉のオールドジャケット。ガーゼ的。/K

コクブさんの私物、極太ストラップのニュースペーパーバッグ&カーコートを試着してご満悦の宇都くん。インナーの〈TOWN CRAFT〉の白シャツもコクブさんからのおさがり。/K

当時の社内誌も読んどこ。/K

トロ松さんが持ってきた〈Ray-Ban〉の「Powderhorn」も気になる様子。/T

’70年代を感じる曲者編。ヒッピーシャツはノーカラーがナイス! 右は〈EAST WEST〉の「BARN STORMER」を2000年代に模した完パチ。ぺらっぺらで最高。/U (左)、T(右)

首と頭を一緒に巻けるくらいのフルボリュームがお気に入りのワケ。/K

“ラコステ風”カーディガンに懐かしさを覚える二人。/T

かかとを潰しても履けるので楽ちんな〈Patagonia〉のセカンドシューズ。/U

自分で泥染めしたバンドTと淡いシャツでヴィンテージラバーな日を。へんな眼鏡には度付きのレンズを入れてみた!/U

1920-30s 〈Pendleton〉Jump Suit/K

全体像。/K

Aww

着るとこんな感じ。1970-80s Terrycloth S/S Jump Suit(左), 1920-30s 〈Pendleton〉 L/S Jump Suit(右)/ともにK

トイレ休憩とか平気? まだまだ続くよ。

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1. 〈VAN〉の兄弟ブランド〈SCENE〉の’70年代の鹿の子Tシャツ。2. 神戸グッズを収集中に出合った「甲南女子大学」のTシャツ。1984年製。3. 日本が誇るサーフスケートブランド&ショップ〈パイナップルベティーズ〉のTシャツ。4. ’70年代の〈Fruit of the Loom〉のボディに自身のお店「さんかくなみ」のロゴをプリントしたTシャツ。5. 今回唯一登場の〈Champion〉。リバーシブルでボロ。6. 1977~92年まで続いた日本のジャズ・フェスティバル「LIVE UNDER THE SKY」のTシャツ。背面には渡辺貞夫やスタンリー・クラークなど出演者らの名も。7. 吉村弘のユーズドT。8. 今は無き神戸のサーフショップ「ピアスポーツ」で取り扱っていたスケートレーベル〈ローガン&アース スキー〉のTシャツ。9. 〈VAN〉のスローガンTシャツ。/すべてT

水色の’80sニットベスト。Podcastでは『いつものコーディネート編』で登場。「Gould」にて。/K

忘年会っていつも栓抜きがないんよね。

よ〜く見ると素敵な模様が入っているオールドのタートルネックニット。連投タイプの“デキる”やつ。/U

透け裏地&比翼ボタンが特徴的な’70s〈Hawaiian Holiday〉。手に持っているのは他社のジップ仕様。/K

コクブさん愛用の仮面ピンバッチ。ニットはどちらも1950年代頃のもの。/K

1960〜70年代のハンティング用ウエストバッグ。レザー&コットンのオールブラック。/K

POPEYE Webの別番組「編集会議」内での背広の話がきっかけで1960年代のセットアップを。チャコールグレー&ヘリンボーンで、コーディネートに余白のありそうな丈長もいい。下北沢の老舗「hickory」で発見!/K

ざわつかせないデッドストック各種。「mAnchies」と「Something Happens」にて。1990s 〈Levi’s〉 505 Dead Stock Denim Pants, 1990s 〈MASON〉 Dead Stock USPS Postman Shoes/K

ヴィンテージショップは小物類も見逃せない。左はベークライトの取っ手がかわいい1930〜40年代の蓋物。レザーベルトは2周巻くタイプのユニークなつくり。「TORO」と「JANTIQUES」にて。/K

一見シンプルなフロッキープリントのロンTなのだけど、プリント部分に残る下書きのような痕跡がクール(ピンチアウトで見えると思う)!/K

パジャマシャツはよく見かけるけど、今の気分にしっかりハマる柄に出合うと嬉しいね。2024年はグリーン系のストライプ推し!/U

コクブさんの夏の定番は1950年代の半袖シャツ。アイリッシュリネン、オーロン素材の〈Brewster〉、〈Stradivari〉の白シャツなど。/K

かせんぎらいなあなたへ。/K

玉虫か⤵︎ 玉虫だ⤴︎ 君は? 1960s Trousers/K

手前の3足は〈ASICS〉の“運動靴”と〈L.L.Bean〉のウォーキングシューズ。生活に適した靴を!/T

〈Brooks Brothers〉のTシャツ。テリークロスもサーフブランドをハズすと少し雰囲気が変わったり。/K

「ボディメーカーの名前で検索をかけて楽しもう!」とフリマアプリでの小技を教えてくれたトロ松さん。曰く「当時のサーフものに多い」と言う〈Hi Cru by Stedman〉ボディのTシャツはウェットスーツメーカー〈DOVE〉とサーフチーム〈MOSS〉のもの。/ともにT

POPEYE Web編集部用にストックした〈le coq sportif〉のジャージはArthur Asheのシグネチャー。/K

これを全部脱ぎ散らかして宴会後は……。

34分22秒頃〜のアンダーパンツ(上)とカナダ製のオーバーパンツ(下)。/K

パジャマに羽織ってドラマ観よう。和な雰囲気も◎。1940-50s “Famima?” Wool Robe/K

最近ニューエイジにどっぷりなトロ松さんはイルカが光る「Baby-G」を今年購入。下にちらりと写るのは大江千里の巾着らしい。あつ。/T

古着で背伸び〜。

K

 収めきれなかったアイテムはまたどこかの機会で。モノの番組なのに今までそんなに触れてなかった古着だけど、やっぱり服って楽しいですね。このポッドキャストを聴いて少しでも買い物気分になってくれたら嬉しいです。来年もDOWぞよろしくお願いいたします!

プロフィール

国分優

こくぶ・ゆう|POPEYE Webクリエイティブディレクター。本番組のナビゲーター。


トロピカル松村

とろぴかる・まつむら|1988年、兵庫県生まれ。編集者/ライター。ジーンズ&スポーツを掲げるブランド『CRT』のディレクター。著書に『ボクのニッポンサーフィンサウンド』がある。’70~’80年代のサーフィン&ファッション文化にまつわるものを揃えた私設ミュージアム『さんかくなみ』も営む。


宇都楓矢

うと・ふうや|1997年、鹿児島県生まれ。POPEYE Webライター。リース作業やロケ撮影をはじめ社用車のドライバーをすることも多いので、〈Patagonia〉などアクティブシーンに対応する洋服を好んで着用している。

番組概要

DOW年会〜クローゼットで振り返る、2024年の古着編。

これDOW!?

POPEYE Webの記事を眺めながら聴く『これDOW!?』は、モノをきっかけに編集者らがエデュケーションしていく番組。街をぶらぶらして偶然見つけたモノや取材時に出合ったモノを考察してみたり、タイトル通り「これDOWなんだろう?」といった価値のよくわからないモノなどを囲んで雑談中です。ときにはゲストと一緒にモノを作ってみたりもね(更新は不定期です)。メインチャンネル『POP-EYE MEETING 編集会議』もよろしくお願いいたします。

📩 メールアドレス
popeyeweb@magazine.co.jp

POPEYE Web制作の他番組は以下より。

ピーター・バラカンのプロテスト・ソングあたりから始める政治の話。

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