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春の早朝は〈イル ビゾンテ〉のキャニオンレザーとともに。

IL BISONTE

2024年4月11日

photo: Local Artist
styling: Kazuro Sanbon
grooming: Yuka Toyama
edit: Shun Koda

「春はあけぼの」なんて清少納言が書くくらい、春の朝の清々しさは1000年前からきっと変わらない。そんなことを思ったら途端に早起きがしたくなって、いつもより早く目覚まし時計をセットしてみた。いつもと違っているのは、〈イル ビゾンテ〉も同じ。そう、今シーズンの新作として登場したのがブラックキャニオンレザーを用いたシリーズ。伝統的な製法によってスムースな質感で仕上げたカウレザーは、ツヤッとした光沢感があって上品そのもの。「はじめまして」が多くなる季節にはうってつけなのだ。

内側にロゴを忍ばせてあるから、ガツガツと主張せず、慎ましいルックス。その謙虚な姿勢は新生活でぜひとも真似したい。左から、コインパース¥17,050、マネークリップ¥26,400、カードケース¥13,750(すべてイル ビゾンテ☎️03・6439・1646)

 スケジュールもメモもスマホで一括管理していたけれど、アナログな手帳に回帰するのも新鮮。予定を書き込むたびにレザーがしなやかさを増し、時間の経過がはっきりと表れてくる。レザーは針のない時計なんじゃないかとすら思えてくる。

オリジナルのリフィル(別売り)は、ダイアリーやノートが一体になった優秀な設計。キーリングはシンプルなデザインだから、チャームをジャラッとつけたっていい。手帳¥35,200、キーケース¥12,100(ともにイル ビゾンテ☎︎03・6439・1646)

 マチが広くて大容量、それにタフ。ってことだけがこのトートバッグの魅力じゃない。カジュアルなスタイルにも合うし、ジャケットを羽織るようなかしこまったシチュエーションでもすんなりと馴染んでくれるレンジの広さがある。育て甲斐のあるアイテムなだけに、10年、20年と長い付き合いになりそうだ。

自然なしわを残したキャニオンレザーは文字どおり、“渓谷”のような凹凸が美しい陰影を生み出し、深いブラックの表情を際立たせる。トートバッグ¥90,200(イル ビゾンテ☎︎03・6439・1646)

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