カルチャー

☑️今週末のTO DO LIST

面白いことはすぐチェック。予定を埋めてエンジョイ!

2022年9月17日

text: Ryoma Uchida, Keisuke Kagiwada(movie&book)

秋の訪れとともに久々の三連休だ。台風が近づいていて天候が不安だから、家にいても外に出ていても週末をエンジョイできそうなコンテンツをたくさん紹介するよ!


☑NETFLIX

『リベンジ・スワップ』
ジェニファー・ケイティン・ロビンソン(監)を観る。

DO REVENGE – (L-R) Maya Hawke as Eleanor in Do Revenge. Cr. Courtesy of Netflix © 2022.

高校一の人気者であるにもかかわらずセックス・テープを流出されてしまったドレアと、とある同級生に復讐心を抱く内気なエレノアが、テニス合宿で人知れず出会い意気投合。互いの敵に仕返しを企てる姿を、ヒッチコック映画さながらのタッチで描いたダークコメディ。エレノア演じるのはマヤ・ホーク。『ストレンジャー・シングス』以降、イットガールの仲間入りを果たした彼女の魅力は本作でもたっぷり味わえる。9月16日よりNetflixで独占配信。


☑EVENT

横浜税関「庁舎公開」

美しい色合いとエキゾチックな佇まいの建築で、地元では「クイーン」の愛称で古くから親しまれている横浜税関。暮らしの安心と安全を守る玄関として海外からの輸出入を管理・取り締まっている。今年の11月に税関が150周年を迎えることから、9月19日(月・祝)には「横浜税関 庁舎公開」として、普段は立ち入ることができない横浜税関の中を見学できる。あの愛くるしいマスコット・カスタム君にも会えるし、麻薬探知犬のデモンストレーションも好奇心をくすぐられる。資料展示ではなんと実際に押収された物品が並んでいて、映画やテレビのなかの世界が本当にあるんだ…と衝撃を受けるし勉強にもなりそうだ。テラスでは港の眺めを一望でき、横浜で遊ぶならちょっと立ち寄ってみては!

会場:横浜税関
会期:2022年9月19日(月・祝)
時間:10:00 〜 16:00(最終入場 15:00)
入場:無料(混雑時には入場制限あり)


☑TV&RADIO

朝早く目覚めたら…

9月17日(土)5:30〜フジテレビ『週刊フジテレビ批評』を見る。

様々な論客を交え、その一週間のフジテレビの番組(それ以外のメディアについても)幅広く論ずる批評番組。土曜朝の5時から相当ハードなことをやっている気もするけれど、毎度非常に興味深い。

9月18日(日)8:30〜BS朝日『渡辺篤史の建もの探訪』を見る。

30年以上も続く長寿番組。その安定感たるや。地上波では土曜の朝4時台に放送されているけれど、さすがに見逃してしまうので、BSのこっち。今回の放送で紹介するのは「東京都渋谷区-“ギャラリーに暮らす”6.7坪の家-」。


☑PICK UP

今週末のおすすめ記事4選

10人の師匠の記した本をひもとく。

噺家の落語論イッキ読み。

Vol.1 きゃりーぱみゅぱみゅ

あの人がメキシコへ向かう理由。

『早春スケッチブック』『夏服を着た女たち』…etc

残暑のサマーリーディングリスト。【前編】

Bobby Oroza – from Helsinki –


☑BOOK

『アフロフューチャリズム ブラック・カルチャーと未来の想像力』を読む。

アフロフューチャリズム ブラック・カルチャーと未来の想像力』
イターシャ・L・ウォマック(著) 押野素子(訳)

アフロフューチャリズムとは、「想像力、テクノロジー、未来、解放の交差点」であり、「SF、歴史小説、思弁小説、ファンタジー、アフリカ中心主義、マジックリアリズムといった要素を非西洋的な思考と結びつける」思想のこと。そのポテンシャルを具体的なポップカルチャーを通して解説したのがこちら。この概念に対する日本人のコミットの仕方を語った大和田俊之さんの解説まで、一気に読める好著。¥2,640/フィルムアート社


☑ART

ACG eyes 7: Records − 佐々木類・新平誠洙・堀川すなお−
@ARTCOURT Gallery

来年で開廊20周年を迎える大阪のアートコートギャラリーが、注目する若手作家を新作とともに紹介するシリーズ企画「ACG eyes」。今回の展示のテーマは「RECORDS」(記録)。ガラスに入り込んだ植物の記憶/ストロボスコープの原理を用いた蓄積と歪み/様々な人々の解釈によるバナナ。これだけ聞いても一体どういうこと!? っていうような、それぞれ三者三様に異なるアプローチなのに、一貫したテーマ性と不思議でユニークなビジュアルイメージが非常に興味をそそる!

会場:ARTCOURT Gallery
会期:2022年8月20日(土)〜 9月17日(土)
時間:11:00 〜 18:00(土曜日 〜 17:00)
休み:日・月・祝
料金:無料

髙橋恭司 「Ghost」@LOKO GALLERY

90年代から国内外のファッション・カルチャー誌で多岐に渡り活動した写真家・髙橋恭司。インターネットの台頭前、雑誌や広告といったメディアがより臨場感やリアリティを持っていた時代に最前線で活躍し、その後の写真家たちに多大な影響を与えてきた。写真に写るのは必ず「過去」であり、時間の亡霊(Ghost)だ。髙橋氏が一体どんな時間を切り取ってきたのか。SNSなどで写真がより身近になった現代において、その30年に渡る活動を文脈づける。作品集『Ghost』の出版や、豪華なトークイベントもあるよ!

会場:LOKO GALLERY
会期:2022年9月16日(金)〜10月16日(日)
オープニング:9月16日(金)17時半〜20時半 *予約不要
時間:11時〜19時(水〜土)/12時〜18時(日)
休み:月・火・祝日
料金:無料