フード

スープで保湿する、チャーハン。

定番料理のニューディール。Vol.23

定番料理のニューディール。

photo: Haruki Anami
illustration: Cari Vander Yacht
text: Ryota Mukai
web edit: Miu Nakamura
2026年3月 947号初出

2026年2月10日

『BEARD』店主・料理人の原川慎一郎さんによる本誌の連載「定番料理のニューディール」。みんなが好きなお決まりのメニューを再考し、カンタンに、そしてちょっとお洒落に作る方法を料理人の原川慎一郎さんが提案します。POPEYE Webではそのレシピをムービーでご紹介。第23回はチャーハン!

盛り付けは、一度浅めの器に入れて平皿にひっくり返し、ドーム型に。パラパラかつしっとりしたご飯と、細かくカットした具材は相性抜群。セロリの香ばしさがこれほど合うとは! 卵1つ分あるボリューミーな炒り卵の満足感も十分。

– 材料(2人分)-

・卵 2個
・ご飯 200g
・豚肉 70g
・玉ねぎ 50g
・セロリ 25g
・にんじん 25g
・水 50㎖
・塩 適量
・胡椒 適量
・菜種油 大さじ2

– 作り方 –

1. 2つのボウルに、それぞれ卵を1つずつ割り、塩をひとつまみ加えてかき混ぜます。ボウルの1つに温かいご飯を入れて卵とよく和えます。

2. 豚肉、玉ねぎ、セロリ、にんじんを細かく切っていきます。にんじんは細長く縦に切ってからまとめてカットすると楽ですよ。

3. フライパンに菜種油(大さじ1)をひき、よく温めたら、豚肉を加え塩を少々振ります。豚肉が色付いてきたら、玉ねぎ、セロリ、にんじんを加え、塩を少々振り、炒めましょう。火が通ったら、皿に取り出してください。

4. フライパンに水を加えて火にかけます。フライパンを軽くゆすって、水を全体に行き渡らせましょう。ひと煮立ちしたら皿に移します。

5. キッチンペーパーでフライパンの水分を拭き取り、菜種油(大さじ1)を入れ火にかけます。よく温まったら火を消し1の卵液を加えます。

6. 半熟になった卵液の上に1のご飯を入れ、中強火にかけて炒めていきます。

7. 卵液とご飯が混ざったら、3で取り出した具材を混ぜ合わせ、塩・胡椒を振ります。

8. 4のスープを回しかけ、軽く混ぜたら完成です。

– 今月の古来種 –
札幌黄

日本の玉ねぎ栽培の端緒となった札幌の在来種。もとは明治時代に札幌農学校のブルックス博士がアメリカから持ち込んだとされる「イエロー・グローブ・ダンバース」。味が濃く、加熱すると甘味が強くなる。

古来種野菜とは? 品種改良されず、日本各地の畑で長きにわたり受け継がれてきた種のこと。在来種とも。「野菜の民芸品のようなものです」

– 小さな流儀 –
鉄フライパンでよりおいしく。

テフロンなどのフッ素樹脂加工でもいいけれど「あれば鉄のフライパンがおすすめ」と原川さん。「鉄だとスュック(焦げ)ができやすいですから。スープもより濃い茶色になります。アルミパンでもいいですよ」

プロフィール

スープで保湿する、チャーハン。

原川慎一郎
『BEARD』店主

はらかわ・しんいちろう|1978年、静岡県生まれ。長崎県雲仙市でレストラン『BEARD』を営む。北海道函館市のカフェ『cafe water』のオーナーでもある。

Instagram
https://www.instagram.com/beard_shin_harakawa/